この記事では「お忙しい中失礼いたします」について解説をします。
「お忙しい中失礼いたします」とは?意味
やるべきことが多くて暇がないところ申し訳ない、という意味です。
「お忙しい」は「忙しい」に「お」をつけて、相手を敬う表現にしています。
「忙しい」は、やるべきことが多くて暇がないという意味です。
「中」は、物事が行われている最中、ある状態が続いているとき、という意味です。
「失礼」は、軽く謝るとき、人に尋ねるとき、依頼をするとき、人と別れるときなどに用いる言葉です。
「いたし」は「する」の謙譲語・丁寧語です。
「ます」は敬意を表します。
「お忙しい中失礼いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人に話しかけるときに用います。
何かを行っている人にいきなり話しかけて、自分の伝えたい事柄だけを伝えるのは、失礼になります。
行っていることを中断された人は、不快に感じることでしょう。
そのため、話しかけるときには一言声をかけることが大切です。
その言葉としてこれを使用します。
「忙しい」は、やるべきことが多くて暇がないという意味です。
そのため、明らかにやるべきことがない人にこの言葉を使うと、皮肉のように受け取られてしまう可能性があります。
ぼーっとしている、お茶を飲んで休憩をしている、といったときは忙しくはないでしょう。
暇そうにしている人に対しては、「失礼いたします」など「忙しい」を使わない言葉をかけるとよいでしょう。
この後に、伝えたい事柄を述べます。
たとえば、資料を確認して欲しいなどの頼み事、話を聞いて欲しいのだけれど時間はあるかの確認などです。
「お忙しい中失礼いたします」を使った例文
・『お忙しい中失礼いたします。○○の打ち合わせをしたいのですが、今よろしいでしょうか』
「お忙しい中失礼いたします」の返答や返信例
この後に用件が伝えられるはずなので、それへの返答をします。
資料を確認して欲しいと続く場合は、相手が差し出す資料の内容に目を通します。
間違いがないか、その内容で問題がないかを確認しましょう。
相談をしたいのだけれど、今時間はあるかと言葉が続くとします。
その場合は、時間が許すようであれば相手の話を聞きます。
困っていることがあると思われるので、できるだけ話を聞いて、問題解決の力になってあげましょう。
相手をすることができないときには、今は時間がないことを伝えます。
時間があるときに対応できるようならば、空いている時間を伝えておきましょう。
まとめ
この言葉は、人に話しかける際に使用をします。
一言伝えてから用件を述べます。
相手を気遣う言葉です。