この記事では「お時間の許す限りお楽しみください」について解説をします。
「お時間の許す限りお楽しみください」とは?意味
時間に支障のない範囲で楽しんでください、という意味です。
「お時間」は、相手を敬ってその空き時間をいう語です。
「許す」には、それをする自由を与える、ある物事を可能にするという意味があります。
「状況が許せば」のような使い方をするものです。
「限り」は、ある範囲のなか、限度ぎりぎりという意味です。
「お楽しみ」は、楽しむことを相手を敬う言い方にしています。
「お」をつけることで、相手に敬意を表す表現になります。
「ください」は、相手にある事柄をするように求める意です。
「お時間の許す限りお楽しみください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを楽しんで欲しいときに用います。
何かを楽しみたいと思っても、時間を気にしてしまうと十分に楽しめなくなります。
「もうすぐ時間がやってくる」「決められた時間を超えないようにしなければ」など考えてしまい、目の前の物事を十分に楽しめなくなるのです。
この言葉を使うと、時間を意識させることになります。
時間を意識させないためには、「どうぞお楽しみください」のような「時間」を使わない伝え方をするとよいでしょう。
「ください」は命令しているように感じられることがありますが、この場合は「ください」を使っても問題ありません。
たとえば、お客さまをお茶会に招待したとします。
お客さまにはこの後予定があり、お茶会にいつまでもいるわけにはいきません。
しかし、可能な時間内であれば、その場を楽しむことができます。
このような場面で、招待した側からお客さまに対して、このような言葉を伝えます。
「お時間の許す限りお楽しみください」を使った例文
・『お時間の許す限りお楽しみください。また、何かお困りごとがありましたら、お声がけください』
「お時間の許す限りお楽しみください」の返答や返信例
気遣いを示してくれたことにお礼を伝えたり、「十分に楽しみたいです」など自分の気持ちを伝えたりなど、この言葉への答え方はさまざまあります。
この後には、ある事柄を楽しんでください。
遠慮する必要はありません。
時間に限りがあるので、すぐにある物事をはじめましょう。
夢中になっていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
決められた時間がある場合は、その時間をすぎないように、ときどき時計を確認してください。
まとめ
この言葉は、楽しんで欲しいという話し手側の気持ちを伝えるものです。
限られた時間の中でも、物事を満喫することはできます。
相手に楽しんでもらえるように配慮してみてください。
