「なにとぞ」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「なにとぞ」の意味
「なにとぞ」は、相手に強く何かをお願いする場合に使用できる言葉です。
「なにとぞ」は「何卒」と表記できます。
これは、相手に何かをお願いする場面で使用します。
お願いしたい気持ちの強さを「何卒」という言葉で強調できるのです。
そのため、「何卒お願いします」や「何卒ご対応ください」のように、相手に何かを要求するような言葉を組み合わせて使用します。
これにより、組み合わせた言葉を、強調するような効果を生み出せるのです。
これらのことから、「なにとぞ」が、相手に強く何かをお願いする場合に使用できる言葉であると分かるのです。
「なにとぞ」の敬語での使い方や表現方法
「なにとぞ」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合は、「なにとぞお願いします」のように、組み合わせる言葉で表現するのです。
この場合は、「お願いします」という丁寧語を用いた表現になります。
たとえば、ある書類の作成をお願いしたとします。
そしてその書類は、明日までに受領する必要があったのです。
このような場面で、「明日までに対応いただけますよう、なにとぞお願いします」と言うとよいでしょう。
これによって、強くお願いするような気持ちを、上手に表現できるのです。
また、「なにとぞ」を別な敬語と組み合わせる方法もあります。
たとえば「なにとぞお願いいたします」で謙譲語になります。
これを「なにとぞお願い申し上げます」にする方法もあるのです。
さらに、「なにとぞご容赦ください」のように、尊敬語の表現にする方法もあります。
また、「なにとぞ」を「どうか」などの類似表現で置き換える事も可能です。
このように、「なにとぞ」を使って色々な表現が可能であると分かります。
同じような意味でも、選択する言葉次第で印象の違う表現になるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「なにとぞ」の言い換えや使用例
・『なにとぞお願いします』
・『なにとぞお願いいたします』
・『どうかお願い申し上げます』
ここでは、「なにとぞ」の使用例を挙げています。
例文のように、前段の内容に合わせて、相手への要求事項を述べるとよいでしょう。
また、「なにとぞ」に組み合わせる言葉を工夫すると、それぞれ違う印象の表現にできるのです。
まとめ
このように「なにとぞ」は、相手に強く何かをお願いする場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。