「つかぬことを」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「つかぬことを」の意味
「つかぬことを」は、前後の脈絡なく質問する場面で使用できる言葉です。
ここでの「つかぬ」は「つく」という動詞が変形したものと言えます。
「つく」は「付く」のことであり、ここでは「関係がある」という意味で用いられているのです。
これを否定形にすると、「付かない」や「付かぬ」となります。
そして「付かぬこと」とすれば「関係のないこと」のような意味になるのです。
そのため、「つかぬことを」とすると、これまでの話に関係がないような状況を示す言葉になります。
これらのことから、「つかぬことを」が、前後の脈絡なく質問する場面で使用できる言葉であると分かるのです。
「つかぬことを」の敬語での使い方や表現方法
「つかぬことを」を敬語にする場合は、「つかぬことをお聞きしますが」のように、他の言葉を組み合わせて実現します。
このようにすれば、丁寧語を用いた敬語表現にできるのです。
たとえば、上司と会話していたとします。
そして、突然相手への質問を思い出したのでした。
このような場面で、「つかぬことをお聞きしますが、ご家族はいらっしゃいますか」と言うとよいでしょう。
これによって、唐突に質問するような様子を、上手に言い表せるのです。
また、「つかぬことを」を別な言葉と組み合わせる手段もあります。
たとえば「つかぬことをお聞きいたしますが」で謙譲語になります。
また、「つかぬことをうかがいますが」と言い換える方法もるのです。
さらに、「唐突なことを」や「だしぬけなことを」のような類似表現で置き換える方法もあります。
このように、「つかぬことを」を色々な形で使用できると分かります。
同じような意味でも、組み合わせる言葉次第で多彩な表現を作り出せるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「つかぬことを」の言い換えや使用例
・『つかぬことをお聞きしますが、お子様はおいくつですか』
・『つかぬことをお聞きいたしますが、ご家族はいらっしゃいますか』
・『つかぬことをうかがいますが、ご予算はいかほどですか』
ここでは、「つかぬことを」の使用例を挙げています。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、組み合わせて使用するとよいでしょう。
また、「つかぬこと」に組み合わせる言葉を工夫すると、それぞれ違う印象の表現にできるのです。
まとめ
このように「つかぬことを」は、前後の脈絡なく質問する場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。