この記事では、「心から感服いたしました」の意味を分かりやすく説明していきます。
「心から感服いたしました」とは?意味
「心から感服いたしました」は、相手の素晴らしい言動にすっかり感動して尊敬の念を持ったことを表す丁寧なっ表現です。
「心から」は「心の中がそのことでいっぱいになる様子」という意味、「感服」は「深く感心して、尊敬・尊重の気持ちを抱くこと」という意味、「いたしました」は「する」の謙譲語「いたす」の連用形に、丁寧語「ます」の過去形「ました」が付いた語です。
「感服」は、「相手の威厳に圧倒されて尊敬の念を抱く様になる」という意味で、相手の存在を絶対的に感じることを表します。
少し大げさな表現ですが、「いたしました」が付いているので目上の人や社外の人に使っても問題ありません。
ただし、「参った」という上から目線のニュアンスがあるので、親しい人に対し使う様にしましょう。
「心から感服いたしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「心から感服いたしました」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、会議やプレゼンなどで、目上の人が圧巻のスピーチを行った時の誉め言葉としてです。
2つ目は、相手が非常に強い精神で困難を克服した時の誉め言葉としてです。
3つ目は、相手のスキルや能力を知り、とても自分にはかなわないと感じた時の誉め言葉としてです。
相手が圧倒的な存在感を示した時に使う表現で、大したこともない時に使うとお世辞に思われてしまうので注意しましょう。
「心から感服いたしました」の言葉の使い方や使われ方
「心から感服いたしました」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『〇〇様の素晴らしいプレゼンに心から感服いたしました』
・『先輩の最後まであきらめずに努力する姿勢に心から感服いたしました』
・『部長のネイティブ相手に議論を交わす英会話能力に心から感服いたしました』
「心から感服いたしました」の類語や言いかえ
「心から感服いたしました」の類語や言いかえは以下の通りです。
「心より感服しております」
「心より」は「心の底から」という意味、「おります」は「いる」の丁寧語「おる」の連用形に、丁寧語「ます」が付いた語です。
「心より敬服いたします」
「敬服」は「感心して尊敬の念を抱くこと」で、「感服」より目上の人向きの表現です。
「心から感服いたしました」の英語表現
「心から感服いたしました」の英語表現は以下の通りです。
“I had great admiration for~”
「~に大きく感服しました」になります。
「admiration」は「感嘆・感服」という意味です。
まとめ
今回は「心から感服いたしました」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。