「一層万全を期してまいります」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「一層万全を期してまいります」とは?
「一層万全を期してまいります」は、今よりも手落ちがない状態になるようにしていくことを言い表した言葉です。
「一層」は、程度が増すことを表現しています。
ここでは、「万全」の程度が増す様子を言い表しているのです。
また、「万全」は「完全で手落ちがないこと」を意味します。
そしてそのような状態になるようにすることを、「期す」という言葉で表現しています。
また、「期す」を「期してまいります」にすれば、その行為を未来に向けて継続する様子を表現できるのです。
これらのことから、「一層万全を期してまいります」が、今よりも手落ちがない状態になるようにしていくことを言い表した言葉であると分かるのです。
「一層万全を期してまいります」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「一層万全を期してまいります」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある計画を上司に説明したとします。
上司からは、十分に注意して進めるようにとのコメントをもらったのです。
このような場合には、「コメントいただいたとおり、一層万全を期してまいります」と述べるとよいでしょう。
これにより、より完全で手落ちのない状態を目指していくことを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「期してまいります」の使い方に注意しましょう。
これは「期していきます」と言い換えられます。
この場合は、謙譲語の意味が無くなるので注意しましょう。
このように、同じような意味でも言葉の使い方次第で印象の異なるものにできます。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「一層万全を期してまいります」を使った例文
「一層万全を期してまいります」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に少し言葉を付け加えると、自然な印象の表現になります。
・『これからは、一層万全を期してまいります』
・『コメントいただいた通り、一層万全を期してまいります』
・『大きな問題が生じないように、一層万全を期してまいります』
「一層万全を期してまいります」の類語と敬語での言いかえ
「一層万全を期してまいります」の類語と敬語を解説していきます。
「一層万全を期してまいります」の類似表現
「一層万全を期してまいります」の類似表現には、「より万全を期してまいります」があります。
「一層」と「より」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「一層万全を期してまいります」の敬語表現
「一層万全を期してまいります」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「一層万全を目指していきます」に言いかえできます。
まとめ
このように「一層万全を期してまいります」は、今よりも手落ちがない状態になるようにしていくことを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。