この記事では、「ご遠慮なく仰せつけください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご遠慮なく仰せつけください」とは?意味
「ご遠慮なく仰せつけください」は、目上の人に対し、希望や要望があった時には迷わず言いつけてくださいと伝える丁寧な表現です。
「ご遠慮」の「ご」は相手の動作を敬う接頭辞、「遠慮」は「人に対して、言葉や行動を慎み控えること」という意味です。
「仰せつけください」は、「言い付けてください」の敬語ですが、やや古臭い表現で、貴族や殿様などに対し使うイメージです。
相手を最高に敬う表現として正しく、このまま使っても「堅苦しい」と思われるだけで問題ありません。
「ご遠慮なく仰せつけください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「ご遠慮なく仰せつけください」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、相手に自社の製品やサービスを利用してもらっている時です。
2つ目は、他社の人を含めてイベントの予定やスケジュールを調整する時です。
3つ目は、目上の人から依頼された仕事を遂行して、目通しや確認してもらう時です。
形式的に使うこともありますが、本当に何か要望を命じられることもあるので、いつでも連絡取れる状態にしておきましょう。
「ご遠慮なく仰せつけください」の言葉の使い方や使われ方
「ご遠慮なく仰せつけください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『何かお気づきの点がございましたら、ご遠慮なく仰せつけください』
・『日程について不都合などございましたら、ご遠慮なく仰せつけください』
・『ご確認の上、ご指摘などございましたらご遠慮なく仰せつけください』
「ご遠慮なく仰せつけください」の類語や言いかえ
「ご遠慮なく仰せつけください」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご遠慮なくお申し付けください」
「お申し付けください」は「言い付けてください」の謙譲語で、本来こちらの方が良く使われます。
「お気軽にお申し付けください」
「お気軽」の「お」は尊敬語の接頭辞、「気軽」は「こだわったり面倒がったりしないで行動に出る様子」で、「遠慮しない」という意味になります。
「ご遠慮なく仰せつけください」の英語表現
「ご遠慮なく仰せつけください」の英語表現は以下の通りです。
“please feel free to ask us”]
「feel free」は「気兼ねなく」という意味、「ask」は「質問する」だけではなく「頼む・求める」という意味でも使います。
まとめ
今回は「ご遠慮なく仰せつけください」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。