この記事では、日常でもビジネスシーンでも使われることの多い表現の「何よりでございます」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。
「何よりでございます」とは?意味
「何よりでございます」における「何より」とは、「他よりもや、それより他にないこと」との意味の言葉で、一般的には喜ばしいことや、嬉しいことに対して使われます。
言い換えれば、「この上なく喜ばしいこと」や「この上なく嬉しいこと」との意味になります。
また、「ございます」は「ある」の丁寧語の「ござる」にさらに丁寧語の「ます」が重ねられた言葉です。
従って、「何よりでございます」は、「それより他にないです」との意味の非常に丁寧な表現となります。
同じ意味の丁寧な表現である「何よりです」より、さらに丁寧な表現であり、目上の人に使える敬語表現です。
「何よりでございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「何よりでございます」は、先に記した通り、「それより他にないです」と言った意味で、その事柄としては、喜ばしいことや、嬉しいことに対して使われます。
そして喜ばしいことや、嬉しいことが、具体的に何を指すのかは、話の前後の文脈から明確な場合は、省略されることもありますが、一般的にはその内容を添えて使われます。
例えは、「ご無事で何よりでございます」と使えば、「無事なこと」が「この上なく喜ばしい」との意味になりますし、「気に入っていただければ何よりでございます」とすれば、「気に入ってもらえること」が「この上もなく嬉しい」との意味になります。
また話していて、相手の方の病気が平癒したことが分かった場合等には、「病気が平癒されて何よりでございます」と言わずに、省略して「それは何よりでございます」と言う場合もあります。
「何よりでございます」を使った例文
・『ご子息が無事に難関大学に合格され、何よりでございます』
・『お父上が無事に退院されたとのこと、何よりでございます』
・『先生のお役に立てて何よりでございます。また、何なりとお申し付けください』
「何よりでございます」の類語や言い換え
「何よりでございます」は、喜ばしいことや、嬉しいことを素直に表現する、「よろしかったです」や「嬉しく存じます」や「お喜び申し上げます」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「何よりでございます」は、「それより他にないです」との意味の非常に丁寧な表現となります。
喜ばしいことや、嬉しいことに対して使われるので、「この上なく喜ばしいことです」や「この上なく嬉しいことです」との意味だとも言えます。
一般的には喜ばしいことや、嬉しいことが何かを具体的に添えて使われます。