「突然ですが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「突然ですが」とは? ビジネス用語【一語】

ここでは「突然ですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「突然ですが」とは?

「突然ですが」は、何の前触れもない状態から何かを言い出す時に使われる表現です。

その内容は問い掛けや急な告知になることが多く、「突然ですが、聞きたいことがあります」といったような用い方が多く見られます。

この表現を前につけることで、前触れもなくそういった問い掛けを行うことができ、唐突に使われることになる表現のため、先のような使い方や、「突然ですが、諸事情により、〇日よりしばらくお休みさせていただきます」のような使われ方を多く耳にします。

前触れもなく失礼ですがといった解釈になると考えると分かりやすく、この「突然ですが」と使えば、多くの場合で失礼にならずに何かの問い掛けをすることができるという性質の表現になります。

ですが、相手によっては少し丁寧な形に変えた「突然で申し訳ありませんが」などとするとよく、その場で直接相手に対して口語で使われることが多いです。

「突然ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「突然ですが」は、そのように使われた側からすると、前触れもなく何かの問い掛けをされたり、何かを告知されることになるため、その場ですぐには回答ができないこともあるものです。

例えば、「突然ですが、〇日にご予定はありますか」と使われた場合、自身の予定を確認してみないことには答えられないといった具合で、急に問い掛けをしたり、前触れもない話をしたい時に便利に使える表現ではありますが、相手のことも少し考えて用いないといけない場面も少なくありません。

特に、「突然ですが、これから〇〇に行きませんか」といったすぐに誘いになる時には、断わられてしまうのも覚悟の上で用いるべきで、文章で用いる場合は冒頭にこの表現をもってくることで、前触れもない内容になりますがという解釈にすることができます。


「突然ですが」を使った例文

・『突然ですが、私用により〇日から〇日までお休みをいただく予定です』
・『突然ですが、〇〇という商品を聞いたことがありますか』

「突然ですが」の類語や言い替え

・『いきなりですが』
「突然ですが」をカジュアルにした表現で、意味は一緒で使い方も変わりませんが、ビジネスシーン向けではなく、プライベートなシーンでもある程度仲のいい相手でないと使うべきではありません。

そのような相手に「突然ですが」では堅くなると思った時に、こちらに言い替えるといった使い方になります。

まとめ

「突然ですが」は、前触れもない問い掛けや告知になる場合にその前につける表現になります。

そういうものだということがこの表現から分かるという特徴があり、相手によっては丁寧にした「突然で申し訳ありませんが」のようにして用いるといいでしょう。