この記事では「当方の不手際で」について解説をします。
「当方の不手際で」とは?意味
話し手側の物事の処理の仕方がよくなくて、といった意味です。
「当方」は自分の側を指す言葉です。
この場合は、話し手側を意味しています。
相手の側のことは「先方」といいます。
「不手際」は、物事の処理の仕方がよくないこと、またそのさまという意味です。
「不」は否定を表す漢字です。
「手際」には、物事を取り扱うやり方、物事をうまく処理すること、またそのさまという意味があります。
これを「不」で否定しているので、「不手際」は処理の仕方がよくないという意味になります。
「当方の不手際で」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側のやり方がよくなかったために、望ましくない結果となったときに用います。
話し手側に責任があるため、謝罪も一緒に行います。
会場を予約してイベントを開くことで説明をします。
A企業がイベントを開くために会場を予約しました。
予約を受けた側は、A企業が指定した日時に空きがあると判断をし、その日に予約を入れました。
しかし、後になってわかったことですが、A企業が予約をした日時に、他の企業が予約を入れていました。
他の企業の方が先に予約をしていたので、こちらを優先させなければなりません。
これによって、A企業は会場を利用できなくなってしまいました。
会場側の処理の仕方に問題があったため、このような事態になってしまいました。
これが「当方の不手際」が意味するものに当てはまります。
この場合の「当方」は、会場側を指しています。
「で」の後には、「こういう結果になって」と表す言葉が続きます。
そして、謝罪の言葉を述べます。
「当方の不手際で」を使った例文
・『当方の不手際でこのような結果になってしまい、誠に申し訳ありません』
「当方の不手際で」の返答や返信例
どのような事態になっているかによって、対応の仕方が変わります。
大きな問題になっていなければ、謝罪を受け入れることになるでしょう。
そして、問題を解決するための対応を求めます。
イベントを開けなくなった、そのため返金作業をしなければならなくなった。
このように損が出ているときには、何らかの補償を求めることがあります。
双方で話し合い、納得のいく方法を探してください。
相手側に対応をしてもらうだけでなく、こちら側でもできるだけのことを行います。
まとめ
この言葉は、話し手側の物事の処理がよくなかったときに用います。
物事の処理の仕方がよくなかったために、他に迷惑をかけてしまっているので、謝罪も一緒に行います。
自分の側が悪かったときには、それを素直に認めて、適切な対応をすることが望ましいです。