「併せて」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「併せて」とは?
「併せて」は、二つのものを一緒に取り扱うような場面で使用できます。
「併せて」は「あわせて」と読みます。
「合わせて」が「一致させる」や「合体させる」ような意味であるのに対して、「併せて」は「一緒に」や「同時に」のような意味で用いられます。
同じく「あわせて」と読む言葉でも、微妙に使い方が違うため、注意するとよいでしょう。
また、「併せて」は「併せる」という言葉が変形したものです。
これは「併せて実施します」や「併せて納品します」のように、他の言葉と組み合わせて使用できる形になっているのです。
「併せて」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「併せて」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある手続きを進めていたとします。
そして、同時に会員登録も行うことにしたのでした。
このような場合には、「今回の手続きに併せて、会員登録も進めております」と述べるとよいでしょう。
これにより、二つの手続きを同時に進めている様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「併せて」の使い方に注意しましょう。
これは「合せて」や「会わせて」のように同音異義語が存在します。
特に「合わせて」は、使い方も同じようなものになります。
同じ読み方であっても、意味の違う言葉になるのです。
それぞれの言葉を理解した上で、適切に選択して使用する必要があると言えます。
「併せて」を使った例文
「併せて」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えると、自然な印象の表現を作り出せるのです。
・『二つの手続きを、併せて進めてまいりました』
・『今回の計画も、併せて実行したいと思います』
・『この度検出した些細な不備は、併せて反映しておきます』
「併せて」の類語と敬語での言いかえ
「併せて」の類語と敬語を解説していきます。
「併せて」の類似表現
「併せて」の類似表現には、「一緒に」があります。
「併せて」と「一緒に」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
なお、「同時に」なども同様に、類似表現として使用できます。
「併せて」の敬語表現
「併せて」を、敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「併せまして」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語の「ます」を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「併せて」は、二つのものを一緒に取り扱うような場面で使用できます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。