「見込んだだけのことはある」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「見込んだだけのことはある」とは?
はじめに「見込んだだけのことはある」の意味を解説していきます。
「見込む」は「予想して勘定に入れる、あてにする」などの意味を持ちます。
これが転じて「有望だと思う、期待をかけている」という意味で使用されます。
この「見込む」を「見込んだだけのことはある」との表現で使用することで、「期待通り」であることを、少し大げさに表現することになるのです。
「見込んだだけのことはある」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「見込んだだけのことはある」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが上司で、あるプロジェクトのリーダーを部下のA君に任せたとします。
結果は大成功で、プロジェクトは無事に完了しました。
このような場合に「さすがはA君。
私が見込んだだけのことはある」と相手に伝えるとよいでしょう。
この表現で、自分が最初からA君なら大丈夫だと考えていたと言う気持ちを、相手に伝達できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、後付けであることです。
成功した後であれば、だれでも「見込んでいた」という事が可能です。
そしてこの言葉は、成功したことが分かった後に使う表現の形式になっているのです。
ですので、自然に使わないと、周囲の反感を買ってしまう可能性があるのです。
「見込んだだけのことはある」を使った例文
ここでは「見込んだだけのことはある」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、文脈によっては単独での使用も可能です。
しかし、だれがという主語を付けると、より分かりやすい表現にできます。
・『見込んだだけのことはある』
・『私が、見込んだだけのことはある』
・『専務が、見込んだだけのことはある』
「見込んだだけのことはある」の類語や敬語での言いかえ
それでは「見込んだだけのことはある」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「見込んだだけのことはある」の類似表現
まず「見込んだだけのことはある」の類似表現について解説します。
「見込んだだけ」は「期待しただけ」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「見込んだだけのことはある」の敬語表現
つぎに「見込んだだけのことはある」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「見込んだだけのことはございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「見込んだだけのことはある」という表現は、相手に対して期待通りである事を示すフレーズです。
しかし、後付けで言っているような誤解を生む可能性もあるので、自然に使えるように気を付けましょう。