「貴会におかれましては」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「貴会におかれましては」とは? ビジネス用語【一語】

「貴会におかれましては」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「貴会におかれましては」とは?

はじめに「貴会におかれましては」の意味を解説していきます。

「貴会」「きかい」と読み、相手の所属組織に対して敬意を表す「貴社」と類似の言葉と言えます。

これは、相手の所属組織が会社ではなく、「協会、学会、研究会」など、「会」で終わる組織名の場合に使用できるのです。

ビジネスで相手にするのは、株式会社だけとは限りませんので、しっかり覚えて使いこなす必要がある言葉だとも言えるでしょう。

「貴会におかれましては」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「貴会におかれましては」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、とある協会にあいさつ文を書くことになったとします。

通常は「貴社におかれましては」と言う冒頭のあいさつ文を使うのですが、相手が会社ではないので、表現に困っていました。

このような場合には「貴会におかれましては、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」などと言い換えて記載するとよいでしょう。

貴社を貴会と置き換えるだけですが、通常のフレーズと同様に使用できるのです。

この言葉を使う場合の注意点は、音声として発生する場合です。

「きかい」「機会」などのよく使う言葉と誤認される可能性がある言葉です。

そのため、多少冗長ですが「〇〇協会様、〇〇学会様」などに言い換えたほうが無難と言えるでしょう。


「貴会におかれましては」を使った例文

ここでは「貴会におかれましては」を使った例文を挙げていきます。

例文のように続ける言葉は「よろこび」の表現となるのが一般的です。

「よろこび」の表現だけでも、非常に多くの組み合わせパターンがあるので、適切なものを選択使用するとよいでしょう。

・『貴会におかれましては、益々ご盛栄のことと存じます』
・『貴会におかれましては、ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます』
・『貴会におかれましては、ますますご隆盛のことと謹んでお慶びいたします』

「貴会におかれましては」の類語や敬語での言いかえ

それでは「貴会におかれましては」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「貴会におかれましては」の類似表現

まず「貴会におかれましては」の類似表現について解説します。

「貴会」「〇〇協会様」と言い換えられます。

ただし、この場合は具体的な団体名になり、示す範囲が特定されてしまうとの違いがあることを認識して使用しましょう。

「貴会におかれましては」の敬語表現

つぎに「貴会におかれましては」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。

例えば「貴会においては」という言い換えが可能です。

丁寧さは減少しますが、同様に意味の通じる表現と言えます。

まとめ

このように「貴会におかれましては」という表現は、相手の所属組織が会社ではない場合に使用できます。

意外に適切な表現が思いつかないものなので、正しい表現方法として、しっかり記憶しておくとよいでしょう。