この記事では「お調べいたしましたところ」について解説をします。
「お調べいたしましたところ」とは?意味
いろいろな方法を使ってはっきりしないことを確かめたところ、といった意味です「お調べ」は「調べる」の連用形の「調べ」に「お」をつけて、相手を敬う表現にしたものです。
「調べる」には、はっきりしていない事柄について、人に聞いたり、書籍を使ったりなどの方法を使って確かめること、という意味があります。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「いたします」を添えた形で、謙譲の意を表します。
この場合は、調べているのは話し手側です。
「まし」は敬意を表す「ます」のことです。
「た」は過去や完了の意を表します。
「お調べいたしましたところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを調べて、それについて報告する際に使用をします。
調べたのは話し手側で、「お調べいたしました」とすることで、その動作が及ぶ相手を敬っています。
この後に続く言葉も丁寧にすれば、失礼にはなりません。
たとえば、ある食品の原材料について、お客さまから問い合わせをもらったとします。
お客さまは詳しく知りたいようで、調べてみないと回答ができません。
そこで、担当の者に話を聞いたり、資料を見たりして調べたところ、お客さまの質問への答えがわかりました。
この答を伝える際に、このような言葉を使用します。
「ところ」の後には言葉を続けます。
先の例の場合だと、「こういった答えです」という意味の言葉が続きます。
調べてみたけれどはっきりとしなかったときには、「~いたしましたが」のような表現になります。
はっきりしなかったことで相手に迷惑をかけることもあるので、「申し訳ありませんが」など一言添えるのが望ましいです。
「お調べいたしましたところ」を使った例文
・『お調べいたしましたところ、○○を使用しておりました』
「お調べいたしましたところ」の返答や返信例
この後に調べた結果が伝えられるので、その結果を聞きます。
調べた事柄を聞いてもまだ疑問点があるようならば、質問をしてください。
さらに調べて回答をしてくれることが期待できます。
または、自分で調べてみます。
調べた結果に納得できなかったときは、自分で調べてみるとよいでしょう。
調べてくれたことに対してはお礼を伝えます。
人に聞いたり、資料にあたったりなどし、時間もかかっているので、お礼を伝えましょう。
まとめ
この言葉は、いろいろな方法を使って確かめることをし、それを報告する際に使用をします。
調べてみて、はっきりしたときに主に使用をするもので、はっきりしなかったときには、別の表現をします。