この記事では「控えてください」について解説をします。
「控えてください」とは?意味
それをやらないでください、という意味です。
「控え」は、「控える」の連用形です。
自制や配慮をしてそれをやらないでおく、度を越さないようにするという意味があります。
「出席を控える」「お酒を控える」のような使い方をします。
「ください」は「くださる」の命令形です。
動詞の連用形に「て」を添えた形について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「歩いてください」のような使い方をします。
「控えてください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、それをやらないようにと相手に求めるときに使用をします。
「ください」は命令のように聞こえるので、場合によっては相手を不快にさせます。
「ください」よりも穏やかな伝え方に、「~してくださると幸いです」「~してくださいますか」などがあります。
これらは、「それをするように」と穏やかに伝えるもので、命令ではありません。
そのため、「ください」と伝えるよりも、聞き手は不快になりにくいことが期待できます。
しかし、強く求める言葉ではないので、そうしてくれるとは限りません。
そうしなければならないときには「ください」と伝えるのが適切です。
「お控えください」と「お」をつけると、丁寧な印象になります。
たとえば、このような場面で使用をします。
スポーツの観戦をするときに、大きな声を出さないで欲しいとします。
このスポーツは集中力を必要とし、大きな声を出されると集中の妨げになるためです。
「できればやらないで欲しい」というのではなく、「絶対にやらないで欲しい」です。
それを伝える際にこの言葉を使用します。
「控えてください」を使った例文
・『ここでは控えてください』
・『タバコは控えてください』
「控えてください」の返答や返信例
それをやらないようにと求められているので、その事柄を行わないでください。
「やらないで」というのは、理由があるからです。
それを行うと不都合が生じるため、このように伝えています。
守らないと自分が怪我をすることもあります。
やらないでと伝えられているのに、それをやってしまい怪我をした場合は、自己責任になります。
また、ある事柄を行うことで周囲の人たちの迷惑になることもあります。
自分に不利益が生じるだけでなく、他人にも不利益を与えてしまうのです。
まとめ
この言葉は、それをやらないで欲しいときに使用をします。
「それをやらないで」ということを伝える言い方は他にもありますが、この言い方をすると強く求めている印象になります。
絶対にやらないで欲しいときにこのような言い方をします。