この記事では「お言葉に甘えて恐縮ですが」について解説をします。
「お言葉に甘えて恐縮ですが」とは?意味
遠慮なく、といった意味です。
相手がすすめる事柄などを受け入れる意味があります。
「お言葉」は、相手の発言を敬って言う語です。
「甘え」は、人の好意を頼りにする気持ちを表します。
他人からの好意を遠慮なく受け入れる気持ちです。
「恐縮」は、相手からの好意を受けたり、他人に迷惑をかけたりすることを申し訳なく思うことです。
この場合は、好意を受け入れることに申し訳なく思う気持ちを表しています。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現です。
「が」は、前に述べた事柄と後に述べる事柄が反対の意であるときに用いたり、前の語句と後の語句をつなげるときに用いたりします。
「お言葉に甘えて恐縮ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人からの好意を受け入れるときに使用をします。
Aさんが帰宅しようと外に出てみると雨が降っていました。
駅に向かうまで傘を差さずに歩いていると、ずぶぬれになってしまうほどの雨です。
Aさんは傘を持っていませんでした。
近くのコンビニで傘を買おうかとも思ったのですが、そこまで行くのにもだいぶ濡れてしまいます。
困ったなと思っているところに、同じ部署の先輩がやってきました。
この先輩はタクシーを利用するようです。
Aさんの困った様子を見た先輩は、一緒にタクシーに乗るようにとすすめます。
一度は断ったのですが、乗るようにと促すので、タクシーで駅まで送っていってもらうことにしました。
このときに、Aさんから先輩に対して、このような言葉が伝えられます。
これは他人の好意に頼っているといえます。
このさまが「お言葉に甘えて」が意味するものです。
「ですが」の後には、好意を受け入れるといった意味の言葉が続きます。
「お言葉に甘えて恐縮ですが」を使った例文
・『お言葉に甘えて恐縮ですが、使わせていただきます』
「お言葉に甘えて恐縮ですが」の返答や返信例
すすめた事柄を受け入れるときに、この言葉が使われます。
たとえば、この物を使ってくださいとすすめて、この言葉が返ってきたならば、物を相手に渡して使ってもらいます。
ここで休んでくださいと伝えて、この言葉が返ってきたときには、その場所で休んでもらいます。
こちらからすすめているので、気持ちよく使ってもらえるように配慮しましょう。
まとめ
この言葉は、他人からの好意を受け入れるときに使用をします。
こちらのことを思って何かをすすめてくれているので、それを受け入れても問題ありません。
それを受け入れるときには、お礼を伝え忘れないようにしましょう。