この記事では「お控えください」について解説をします。
「お控えください」とは?意味
やらないでください、という意味です。
「お控え」は「控える」を相手に敬いを示す言い方にしたものです。
「控え」は「控える」の連用形で、自制や配慮をして、ある事柄を行わないという意味があります。
「外出を控える」のような使い方をします。
「お」をつけると、相手に敬いの意を示す言い方になります。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「ください」を添えた形で、相手にあることを要望・懇願する意を表します。
「お控えください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、それをやらないで欲しいときに使用をします。
飲食店での出来事で説明をします。
ある飲食店にグループでお客さまが来店をしました。
店員はお客さまを席に案内し、注文を取りました。
注文されたものができあがったので席に持って行き、しばらくすると、お客さまが大きな声で騒ぎ始めました。
盛り上がって大きな声を出しているようです。
このことに対して、他のお客さまから苦情がありました。
迷惑となる行為なので、やめさせなければなりません。
そこで、店員はこのグループのお客さまに対して、「それをやらないでください」ということを伝えました。
そのときにこの言葉を使用します。
「ください」は「くださる」の命令形なので、「~ください」という言い方をすると、命令しているように受け取られることがあります。
「~してくださると幸いです」「~してくださいますか」などすると、命令しているようには聞こえないのですが、これでは強制力が弱いです。
それを行わないで欲しいと強く訴えるときには、「ください」を使うことが適切です。
「お控えください」を使った例文
・『他のお客さまのご迷惑となるので、お控えください』
・『店内での飲食はお控えください』
「お控えください」の返答や返信例
それをやらないでくださいと伝えられているので、やらないでください。
その行為を行っているならば、ただちにやめましょう。
迷惑をかけてしまった場合には、謝罪をすることが望ましいです。
客の立場であっても、店や他のお客さまに迷惑をかけているならば、謝罪をする必要があります。
迷惑となる行為を行っていると、店から追い出されるなどされる可能性があります。
今後、その店を使えなくなることもあります。
まとめ
この言葉は、それをやらないで欲しいときに使用をします。
ある行為を行われると不都合が生じるので、それをやらないでくださいと強く訴えるものです。
「ください」は場合によっては命令のようで失礼になりますが、強く求めるときには「ください」を使います。