「ご提示」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご提示」とは?
「ご提示」は、その場に差し出して相手に見せることを言い表した言葉です。
これは「その場に差し出して見せること」を意味しています。
「提」は「さしだす」や「かかげる」という意味を持つ漢字です。
これは訓読みでは「さげる」と読む事も可能です。
これに「示す」という意味を持つ「示」を組み合わせて「提示」という熟語にしています。
これによって「差し出して示す」という意味を持つ言葉になるのです。
なお、ここでは接頭語を付与しています。
「ご提示」と表現することで、相手に敬意を示すものに言い換えているのです。
「ご提示」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご提示」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある顧客と契約の詳細を詰めていたとします。
そして、相手からの条件はできる限り受け入れたいと考えていたのです。
このような場合には、「可能な範囲で構いませんので、条件をご提示ください」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に条件を差し出してもらいたいことを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「ご提示」の使い方に注意しましょう。
これは「ご提示ください」や「ご提示いただきたい」のように、他の敬語を組み合わせて使用すると自然な使い方になるのです。
実際の状況に合わせて、適した言葉を組み合わせるようにするとよいでしょう。
「ご提示」を使った例文
「ご提示」を使った例文を挙げます。
例文のように、提示の対象を明示すると、自然な使い方にできるのです。
・『条件をご提示いただけますか』
・『明日までに費用をご提示ください』
・『貴社の方針をご提示いただければ幸いです』
「ご提示」の類語と敬語での言いかえ
「ご提示」の類語と敬語を解説していきます。
「ご提示」の類似表現
「ご提示」の類似表現には、「ご提出」があります。
「提示」が「差し出して示すこと」であれば、「提出」は「差し出して渡すこと」のような意味になります。
少し意味は異なりますが、類似表現として使用できると言えるのです。
「ご提示」の敬語表現
「ご提示」は既に敬語になっています。
ここでは接頭語を使用して相手に敬意を示しているのです。
これを更に敬語にする場合は、他の言葉を組み合わせます。
たとえば、「ご提示ください」にすると、尊敬語を使った敬語表現になるのです。
まとめ
このように「ご提示」は、その場に差し出して相手に見せることを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。