「指導致しました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「指導致しました」とは?
「指導致しました」は、指導したことを謙譲語で言い表したものです。
「指導」は「教え導くこと」を意味します。
「指し示す」と「導く」という言葉を組み合わせることで、進むべき方向を教えるような行為を言い表すものになるのです。
また、これは名詞です。
動作を表現する場合には「指導する」のように表現します。
これを過去形にすれば「指導した」になります。
さらに敬語で言い換えると「指導致しました」になるのです。
なお、ここでは謙譲語と丁寧語を使って、言葉を言い換えています。
「指導致しました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「指導致しました」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある後輩の教育係を担当したとします。
そして、その後輩のためになるように、色々なノウハウを教えてあげたのでした。
このような場合には、「今後のためにもしっかり指導致しました」と述べるとよいでしょう。
これにより、教え導く行為のことを、敬語で表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「指導致しました」の使い方に注意しましょう。
これは「指導しました」に置き換えて使用できます。
へりくだった表現が不要であれば、こちらを使用できるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「指導致しました」を使った例文
「指導致しました」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に言葉を付け加えると、自然な文章を作り出せるのです。
・『あらかじめ十分に指導致しました』
・『後輩にはしっかり指導致しました』
・『メンバーが上手く行くように指導致しました』
「指導致しました」の類語と敬語での言いかえ
「指導致しました」の類語と敬語を解説していきます。
「指導致しました」の類似表現
「指導致しました」の類似表現には、「教え導きました」があります。
「指導する」と「教え導く」は、同じような意味合いで使用できる言葉だと言えるのです。
「指導致しました」の敬語表現
「指導致しました」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「指導なさいました」に言いかえできます。
なお、この場合は指導する行為の主体に敬意を示す、尊敬語の表現になるのです。
謙譲語と尊敬語の使い分けに、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように「指導致しました」は、指導したことを謙譲語で言い表したものだと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。