「とんだ失態を演じてしまいまして」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「とんだ失態を演じてしまいまして」とは?
はじめに「とんだ失態を演じてしまいまして」の意味を解説していきます。
「とんだ」は「とんでもない、とりかえしのつかない」の意味を持つ言葉です。
また「失態」とは「失敗」と同じように使われますが、「失敗により対面を失う」という、少し違うニュアンスの意味を持ちます。
この失態を「演じる」と表すことで、演技しているかのような比喩的に表現しています。
これは対面を失うような失敗した自分を、少しアイロニカルな技法で表現していると言えるのです。
「とんだ失態を演じてしまいまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「とんだ失態を演じてしまいまして」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが司会を担当した会合で、段取りをすっかり忘れてしまったとします。
会合は無事に終了したのですが、あなたは後日「あの日は、とんだ失態を演じてしまいまして」と振り返る事でしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、重大な失敗に対しては使わないほうがよいということです。
「とんだ失態」も「演じる」も、本来はコミカルに表現しようとしたものです。
これは、重大な失敗だった場合に、聞いた相手が不快に思う可能性があることを意味するのです。
「とんだ失態を演じてしまいまして」を使った例文
ここでは「とんだ失態を演じてしまいまして」を使った例文を挙げていきます。
例文のように通常は単独で使用できるでしょう。
ただし、冒頭に時点を加えても、うまく文章として成立させることが可能です。
・『とんだ失態を演じてしまいまして』
・『昨夜は、とんだ失態を演じてしまいまして』
・『あの日はまさに、とんだ失態を演じてしまいまして』
「とんだ失態を演じてしまいまして」の類語や敬語での言いかえ
それでは「とんだ失態を演じてしまいまして」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「とんだ失態を演じてしまいまして」の類似表現
まず「とんだ失態を演じてしまいまして」の類似表現について解説します。
「とんだ失態」は「とんでもない失敗」との言い換えが可能です。
ただし、この言い換えをした場合は、「失態」が持つ意味のうち「対面を失う」に当たる部分は欠落するので。
注意しましょう。
「とんだ失態を演じてしまいまして」の敬語表現
つぎに「とんだ失態を演じてしまいまして」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「みっともないところを、お見せしてしまいまして」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「とんだ失態を演じてしまいまして」という表現は、自分の失敗を少しだけコミカルに表現する方法です。
そのため、重要な場面での使用は避けるべきとも言えるでしょう。