「〇月〇日をもちまして」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「〇月〇日をもちまして」とは?
「〇月〇日をもちまして」は、何かの開始や終了の起点となる日を口上する際に使用します。
たとえば、「1月1日をもちまして赴任いたしました」のように、開始日を示す使い方ができます。
また、「12月31日をもちましてサービス終了いたしました」のように終了日を示す事もできるのです。
このように、「もちまして」を使用することで、その日を起点として何かが変動することを表現できます。
ここでは、「もって」を「もちまして」にして、丁寧な語尾にしているのです。
「〇月〇日をもちまして」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「〇月〇日をもちまして」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある事業を展開していたとします。
しかし、その事業は不採算に陥り、廃業することになったのです。
このような場合には、「本事業については、12月31日をもちまして廃業いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、12月31日を起点に廃業とすることを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「もちまして」の使い方に注意しましょう。
これは、「もって」と言い換える事も可能です。
この場合は、丁寧な印象が無くなる表現にできるのです。
実際の状況に応じて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「〇月〇日をもちまして」を使った例文
「〇月〇日をもちまして」を使った例文を挙げます。
例文のように、開始や終了を告げる言葉を、続けて述べるとよいでしょう。
・『4月1日をもちまして赴任いたしました』
・『12月31日をもちまして廃業といたします』
・『9月30日をもちましてサービスを終了します』
「〇月〇日をもちまして」の類語と敬語での言いかえ
「〇月〇日をもちまして」の類語と敬語を解説していきます。
「〇月〇日をもちまして」の類似表現
「〇月〇日をもちまして」の類似表現には、「〇月〇日をもって」があります。
「もちまして」と「もって」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「〇月〇日をもちまして」の敬語表現
「〇月〇日をもちまして」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「〇月〇日を起点といたしまして」に言いかえできます。
なお、この場合は謙譲語を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「〇月〇日をもちまして」は、何かの開始や終了の起点となる日を口上する際に使用します。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。