この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「統合することとなりました」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。
「統合することとなりました」とは?意味
「統合することとなりました」における「統合」とは「二つ以上のものを合わせて一つにすること」の意味です。
また「こととなる」は「~することに決まる」と言った意味の言葉です。
従って、「統合することとなりました」とは「二つ以上のものを合わせて一つにすることに決まりました」との意味になります。
このフレーズで注意すべきは「こととなる」です。
この言葉の意味は先に記した通りですが、他人による判断や客観的な決定、自然の成り行きなどによって物事が決まったときに用いる表現で、自分が決めた場合には使われない表現である点です。
また、「こととなる」は少し硬い表現で、会話等より手紙やメール等の文章表現で使われることの多い表現です。
口頭で使う場合には、少し柔らかい響きとなる「ことになる」が使われます。
「統合することとなりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「統合することとなりました」との表現は、日常では過疎化により、子供が減少し、学校運営が維持できなくなり、二つの学校が「統合することとなりました」等と使われます。
また、ビジネスにおいては、「企業の合併」を指して、「企業統合することとなりました」と使われたり、「支店の統合」や「社内の組織の統合」などが決まった際に、この「統合することとなりました」とのフレーズが使われます。
「企業の統合」は二つの企業の相乗効果と規模の拡大により、業界内で競争優位を確保するために行われるのが一般的です。
また「支店の統合」は合理化を目的として実施されることが多く、「社内の組織の統合」は合理化で行われるケースと、細分化していることによるセクショナリズムの弊害を排除する目的で行われます。
こうした各種「統合」は経営者でない限り、自分で決定することはなく、従って「統合することとなりました」との表現が使われるのです。
「統合することとなりました」を使った例文
・『A支店とB支店は合理化のために統合することとなりました』
・『営業部内の課は、5課から3課に統合することとなりましたが、部長によるとこれは機動力を高めるのが目的だということです』
「統合することとなりました」の類語や言い換え
「統合する」の類語としては、「一本化する」や「合併する」や「合流する」等が挙げられます。
従って、「統合することとなりました」は「一本化することとなりました」や「合併することとなりました」や「合流することとなりました」と言い換えることが出来ます。
まとめ
「統合することとなりました」とは「二つ以上のものを合わせて一つにすることに決まりました」との意味になります。
この表現は、自分が決定した場合に使われることはなく、他人による判断や客観的な決定、自然の成り行きなどによって物事が決まったときに用いられる表現です。