「多々ありましたこと」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「多々ありましたこと」とは?
「多々ありましたこと」は、何かが多かったことを言い表した言葉です。
たとえば、「不手際が多々ありましたこと、お詫びします」のように使用します。
このようにすると、不手際が多く見受けられたような様子を、上手に表現できるのです。
「多々ある」は「多い」と同じ意味と言えます。
このように「多々ある」とすると、少し印象の違う言葉にできるのです。
また、ここでは丁寧語を用いて「多々ありました」と表現しています。
これは、「あります」を過去形に言い換えたものになっているのです。
「多々ありましたこと」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「多々ありましたこと」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あるイベントを開催したとします。
しかし、運営の段取りが悪く、参加者に迷惑をかけてしまったのでした。
このような場合には、「至らぬ点が多々ありましたこと、心よりお詫び申し上げます」と述べるとよいでしょう。
これにより、行き届いていない点が多かったことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「多々ありましたこと」の使い方に注意しましょう。
これは、「多々ございましたこと」に置き換える事が可能です。
こちらのほうが、より丁寧な表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「多々ありましたこと」を使った例文
「多々ありましたこと」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えて、自然な表現を作り出せるのです。
・『不都合も多々ありましたことと存じます』
・『至らぬ点が多々ありましたことをお詫び申し上げます』
・『不手際が多々ありましたこと、心より謝罪いたします』
「多々ありましたこと」の類語と敬語での言いかえ
「多々ありましたこと」の類語と敬語を解説していきます。
「多々ありましたこと」の類似表現
「多々ありましたこと」の類似表現には、「多かったたこと」があります。
「多々ありました」と「多かった」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「多々ありましたこと」の敬語表現
「多々ありましたこと」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「多々ございましたこと」に言いかえできます。
なお、この場合は、どちらも丁寧語を用いた敬語表現になるのです。
まとめ
このように「多々ありましたこと」は、何かが多かったことを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。