「選択肢に入れざるを得ない」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「選択肢に入れざるを得ない」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「選択肢に入れざるを得ない」について解説をします。

「選択肢に入れざるを得ない」とは?意味

選べるように用意されているものの中に含めないわけにはいかない、といった意味です。

「選択肢」には、複数あるものの中から選べるように用意されている事柄、という意味があります。

たとえば、目的地まで行く方法に、電車・自動車・飛行機があったとします。

このように、選ぶように用意されている2つ以上の事柄を選択肢といいます。

先の例の場合だと、選択肢は3つあることになります。

「入れ」「入れる」のことで、ある範囲に含めるという意味です。

「ざるを得ない」は、そうしないわけにはいかない、やむをえず~するという意味になります。

「選択肢に入れざるを得ない」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、ある事柄を選択肢の中に入れないわけにはいかないときに使用をします。

本当はそうしたくないけれど、どうしてもそうしなければならない、といった意見合いがあります。

ある製品を今後どうするかを話し合っているとします。

この製品は売り上げがよくありません。

開発期間が長く、愛着のある商品なので、会社としては販売中止にはしたくないです。

しかし、このまま販売をし続けても売れ行きがよくなることは期待できず、損をする可能性があります。

考えられる方法は、商品を改良して販売をする、このまま販売を続けるということです。

そして、本当はそうしたくないのですが、商品販売を中止するという選択肢もあります。

この場合だと「販売中止を選択肢に入れざるを得ない」という言い方になります。

仕方がなく選択肢に入れているという意味合いです。

「~得ない」という言い方だと、目上の人に対してはやや失礼なので、「~得ません」のような丁寧な言い方にすることが望ましいです。


「選択肢に入れざるを得ない」を使った例文

・『○○を選択肢に入れざるを得ない』
・『選択肢に入れざるを得ないのです』

「選択肢に入れざるを得ない」の返答や返信例

どうしてもそれを選択肢に入れなければならないようです。

それをしなければならないので、選択肢に入れることになるでしょう。

この場合は、「わかりました」の意を伝えます。

選択肢に入れたくないという気持ちもあるかもしれませんが、そうしないわけにはいかないのです。

選択肢に入れたくない場合は、他によい事柄がないか考えてみましょう。

そうすることで、選択肢に入れずに済むかもしれません。

まとめ

この言葉は、仕方がなく選択肢に入れるときに使用をします。

喜んでそうするときには使用しません。

やむを得ずにするときにだけ使うものである点に注意をしてください。