この記事では「代わりにご回答いただきたく存じます」について解説をします。
「代わりにご回答いただきたく存じます」とは?意味
質問や要求などに対して、ある人に代わって返事をして欲しい、といった意味です。
「代わり」は、ある役割を別の人や物がすることをいいます。
「母の代わりに父が出席する」というような使い方をし、この例の場合だと母親の役割を父親がするという意味になります。
「ご回答」は、質問や求めに答えることという意味の「回答」に、「ご」をつけて敬意を表す言い方にしたものです。
「ご」をつけることで、回答をする人に対して敬意を表しています。
「いただき」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「存じ」は「存ずる」のことで、「思う」「考える」の意の謙譲語になります。
「ます」は敬意を表します。
「代わりにご回答いただきたく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある人に答えて欲しかったのだけれど、その人が答えられないので、他に人に答えて欲しいときに使用をします。
ある事柄をAさんに質問しました。
しかし、Aさんはそのことを知らず、答えることができませんでした。
質問への回答担当者はAさんなので、本来ならばAさんが答えるべきことです。
しかし、Aさんはそのことを知りません。
わからないままにはしたくないです。
どうしてもある事柄に答えて欲しいので、Aさんでなくてもいいので返事をして欲しいです。
そのような場面で使用をします。
「いただきたく存じます」の部分は、「いただけますか」「いただけませんか」と問いかけの形にすることもできます。
問いかけの形にすると命令しているようには受け取られにくく、柔らかな印象になります。
「代わりにご回答いただきたく存じます」を使った例文
・『代わりにご回答いただきたく存じます。よろしくお願いします』
「代わりにご回答いただきたく存じます」の返答や返信例
答えられる人がいるならば答えましょう。
別の人なら知っているということがあるはずです。
その事柄について知っている人がどこにもいないのなら、「知る人がいないので回答できない」ということを伝えます。
答えを伝えることができず、相手に迷惑をかけるので、謝罪の言葉も伝えることが望ましいです。
しかし、すぐに「わからない」と伝えるのではなく、できるだけ調べるようにしましょう。
よく調べて見たら、わかるかもしれません。
まとめ
この言葉は、ある事柄を別の誰かに答えて欲しいときに使用をします。
答えられる人を他に探しているときに用いるものです。
お願いの言葉なので、丁寧な伝え方をするようにしましょう。