「ご無理をなさらずご精進ください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご無理をなさらずご精進ください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「ご無理をなさらずご精進ください」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご無理をなさらずご精進ください」とは?意味

「ご無理をなさらずご精進ください」は、そもそも矛盾した表現です。

「無理をなさらず」「きちんと休養して」「休みたい時にしっかり休んで」という意味、「精進」「一つのことに精神を集中して励むこと」という意味、そのまま解釈すると「きちんと休息を取って、しかも一生懸命努力してください」になります。

目上の人に使うと大変失礼に当たりますので、「ご無理をなさらずご自愛ください」に言い換えましょう。

「ご自愛」「自分の健康状態に気をつけることの丁寧な表現」という意味、「ご無理をなさらずご自愛ください」で、「しっかり休みを取って健康に気を付けてください」という意味になります。

「ご無理をなさらずご自愛ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意

「ご無理をなさらずご自愛ください」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は「相手が体調不良で仕事を休んでいたり、入院したなどと聞いた時」です。

2つ目は「年賀状など、季節の挨拶文の締めの言葉として」です。

3つ目は「異動や赴任などで去っていく相手への挨拶文」です。


「ご無理をなさらずご自愛ください」の言葉の使い方や使われ方

「ご無理をなさらずご自愛ください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『何かとご多用のことと存じますが、ご無理をなさらずご自愛ください』
・『寒い日が続きますが、ご無理をなさらずご自愛ください』

「ご無理をなさらずご自愛ください」の類語や言いかえ

「ご無理をなさらずご自愛ください」の類語や言いかえは以下の通りです。

「ご無理をなさらずお大事になさってください」

「お大事に」「相手の健康を気遣う表現」ですので、こちらは相手が体調を崩した時のお見舞として使われます。

「しっかりご静養なさってください」

「養生」「病気や怪我の回復のために、心と身体をしっかりと休めること」という意味、「しっかり」が入ることで「無理しないで」という意味が含まれます。

「ご無理をなさらずご自愛ください」の英語表現

「ご無理をなさらずご自愛ください」の英語表現は以下の通りです。

“Please do not yourself too hard”

「自分を忙しくさせ過ぎない様にしてください」という意味で、「自分を大切にしてください」という心遣いがうかがわれます。

まとめ

今回は「ご無理をなさらずご自愛ください」について紹介しました。

ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。