「もちろんのこと」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「もちろんのこと」とは?
これは、自明である事実と他のことに対して同時に言及するような場面で使用される言葉です。
たとえば、「資金がないのはもちろんのこと、人員リソースも限定的でございます」のように使用します。
このようにすると、「資金がない」という事実が当然の前提として存在することを表現できます。
そして、それに加えて「人員リソースも限定的である」という事実すらも存在することを同時に表現できるのです。
なお、「もちろん」は「当然」や「自明」と同等の意味を持ちます。
これは他にも「もちろんです」のよう、単独で使用する方法もあるのです。
これらのことから、「もちろんのこと」が、自明である事実と他のことに対して同時に言及するような場面で使用されるものであると分かるのです。
「もちろんのこと」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある計画を検討していたとします。
しかし、予算も人員も十分な状態ではなかったのです。
このような状況で、「予算がないのはもちろんのこと、人手も不足している状況です」と言うとよいでしょう。
これによって、予算の不足は当然の事実として、人手すらも足りていないことを表現できるのです。
この言葉を使うときは、「もちろんのこと」の表現方法に注意するべきです。
これは「当然のこと」のように言い換える事ができます。
ただしこの場合は、「当然のことです」のように、単独で使用するような使い方に限定されるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「もちろんのこと」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前後に二つの事実を述べると、上手に文章を作成できるのです。
・『会社はもちろんのこと、家族にも秘密にしています』
・『計画はもちろんのこと、構想すらもございません』
・『子供はもちろんのこと、大人でも楽しめる内容です』
「もちろんのこと」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「もちろんのこと」の類似表現
これの類似表現として、「当然のこと」が挙げられます。
「もちろんのこと」と「当然のこと」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「もちろんのこと」の敬語表現
この言葉を敬語表現にすると、たとえば「もちろんのことでございます」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、自明である事実と他のことに対して同時に言及するような場面で、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。