「それに伴い」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「それに伴い」とは?
「それに伴い」は、何かに附随して何かが生じるような場面で使用できる言葉です。
「それ」は指示代名詞です。
この表現は、相手側にある何かを指し示す場合に使用されます。
これが自分に近い場合は「これ」と表現します。
また、双方から見て遠い場合は「あれ」、対象が不明な場合は「どれ」になるのです。
なお、「伴い」は「附随して」や「原因となって」などの意味で使用される言葉です。
これらのことから、「それに伴い」が抽象的な「それ」という何かに附随して、別の何かが生じる様子を表現した言葉なのです。
「それに伴い」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「それに伴い」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、全社の計画が大幅に変更になったとします。
しかし、自分達の部門の計画は、変更前のままなのでした。
このような場合には、「それに伴い、私達の計画も変更を加えるべきだと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、全社の計画の変更に附随して自分達の計画も変更するべきであることを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「伴い」の表現に注意を払いましょう。
これを丁寧な言葉遣いにして「伴いまして」とする方法もあるのです。
使用する状況に応じて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「それに伴い」を使った例文
「それに伴い」を使った例文を挙げます。
例文のように、それに伴って何をするのかを、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『それに伴い、変更するべきです』
・『それに伴い、計画を見直すべきだと思います』
・『それに伴い、考え方を改めたほうがよいでしょう』
「それに伴い」の類語と敬語での言いかえ
「それに伴い」の類語と敬語を解説していきます。
「それに伴い」の類似表現
「それに伴い」の類似表現には、「それに従い」があります。
「伴い」と「従い」は、同じような意味合いで使用できる言葉だと言えるのです。
なお、他にも「附随して」などで代替する事も可能です。
「それに伴い」の敬語表現
「それに伴い」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「それに伴いまして」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語の「ます」を用いた敬語表現になっているのです。
まとめ
このように「それに伴い」は、何かに附随して何かが生じるような場面で使用できる言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。