「公私にわたりご厚情を賜り」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「公私にわたりご厚情を賜り」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「公私にわたりご厚情を賜り」について解説をします。

「公私にわたりご厚情を賜り」とは?意味

仕事でも私生活でも深い思いやりを示してくれて、といった意味です。

「公私」には、公的な事柄と私的な事柄という意味があります。

この場合は仕事と私生活という意味で用いています。

「わたり」は、関係するという意味です。

「ご厚情」「厚情」「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしています。

「厚情」とは、深い思いやりの気持ちのことです。

相手に配慮する気持ちが非常に深いことをいいます。

「ご」は、他人の行為を表す語について、その行為をする人に敬意を表します。

「賜り」「賜る」のことで、「もらう」の意の謙譲語、「与える」の意の尊敬語です。

「公私にわたりご厚情を賜り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、仕事でも私生活でもかかわりのある人に対して用います。

その人から、深い思いやりの気持ちを示してもらっており、お礼を伝える際に述べるものです。

仕事の場でだけ思いやりを示してもらっている、私生活でだけ思いやりを示してもらっている、というのではありません。

「公私」なので、仕事の場でも私生活でも、思いやりを示してもらっています。

公私にわたり深い思いやりの気持ちを示してもらえるのは、非常にありがたいことといえるでしょう。

そのことに対してお礼を伝えるときに、このような言葉を使用します。

敬意を表す言い方をしているので、目上の人に対して述べるものです。

親しい人から思いやりの気持ちを示してもらっているときには、もう少し砕けた言い方にします。

親しい人にかしこまった言い方をするのは不自然です。

この後にはお礼の言葉を続けます。


「公私にわたりご厚情を賜り」を使った例文

・『公私にわたりご厚情を賜り、感謝しております』

「公私にわたりご厚情を賜り」の返答や返信例

どのような思いやりを示したのか、相手とどのような関係なのかによって、返す言葉が多少変わってきます。

これからも付き合っていくつもりならば、「これからもよろしく」の意を伝えるとよいでしょう。

言われた方は、親しくしてもらえることをうれしく思うはずです。

私生活で今度一緒に何かをしましょうということがあるのなら、その約束をするのもよいかもしれません。

これから先の楽しみができます。

仕事に関する事柄を話すこともあります。

まとめ

この言葉は、仕事でも私生活でも思いやりを示してくれている人に対して述べるものです。

仕事でだけかかわりのある人、私生活でだけかかわりのある人を持っている人は少なくありませんが、公私ともにかかわりのある人を持っている人は少ないことでしょう。

思いやりを示してくれるこのような人がいるのは、ありがたいことです。