「先ほどはありがとうございました」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「先ほどはありがとうございました」とは?
はじめに「先ほどはありがとうございました」の意味を解説していきます。
「先ほど」の「ほど」は漢字にすると「程」になります。
これは「物事の経過に伴う様子」を表す言葉です。
そのため「先ほどは」は「さっきは」と同じ意味で、「ほど」自体にあまり深い意味はないのです。
また、ビジネスで使うには「さっきは」という表現は幼稚に聞こえます。
しかし、「先ほどは」とすれば立派に通用します。
このようなことから、「先ほどは」という表現は広く一般的に使用されているのです。
「先ほどはありがとうございました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「先ほどはありがとうございました」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、上司と一緒に取引先への説明に出席しました。
説明者はあなたですが、途中で質問に答えられなくなりました。
しかし、上司がその場で即座に回答をフォローしてくれました。
このような場面で、あなたっは上司に「先ほどはありがとうございました」と述べるとよいでしょう。
これは会議が終了して二人だけになった場合に、使うべき言葉です。
先ほどが示すのは、取引先に説明している場面になるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、「さきほど」が示す対象が曖昧な場合です。
共通認識が明らかに同じものであれば良いしょう。
しかし、互いの認識にずれが起きる可能性がある場合には、ただの曖昧で抽象的な表現になってしまうのです。
「先ほどはありがとうございました」を使った例文
ここでは「先ほどはありがとうございました」を使った例文を挙げていきます。
例文のように間に強調する言葉を入れるだけでも、リズムや印象に変化を与えられます。
・『先ほどはありがとうございました』
・『先ほどは本当にありがとうございました』
・『先ほどは誠にありがとうございました』
「先ほどはありがとうございました」の類語や敬語での言いかえ
それでは「先ほどはありがとうございました」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「先ほどはありがとうございました」の類似表現
まず「先ほどはありがとうございました」の類似表現について解説します。
「先ほどは」は「さっきは」と言い換えるができます。
ただし、少しカジュアルな表現に変わる点は注意するとよいでしょう。
「先ほどはありがとうございました」の敬語表現
つぎに「先ほどはありがとうございました」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「先ほどは大変助かりました」などという言い換えが可能です。
まとめ
このように「先ほどはありがとうございました」という表現は、感謝が冷めない間に使うと効果的です。
また、ただの曖昧な表現になってしまわないように、相手との認識が合致するかには注意するとよいでしょう。
