「インシデント」とは何を意味する言葉なのでしょうか。
今回は、「インシデント」の意味について解説します。
「インシデント」とは?意味
「インシデント」とは、「重大危機につながる恐れのある事態」を意味する言葉です。
「インシデント」の概要
重大危機に陥ることはなかったが一歩間違えれば巨大危機に陥りかねなかった事態を指します。
事件や事故のきっかけになるもののうち実際の事件や事故にはならなかったものが「インシデント」であり、万が一事件や事故になっていれば原因として処理されていたものを意味します。
偶発的なアクシデントやハプニングではなくシステム上の問題や手続きのミスなど潜在的な問題に起因していて再発の恐れが高いものが「インシデント」です。
「インシデント」に当たる状況を減らすことで重大な危機のリスクが低減されます。
「インシデント」の言葉の使い方や使われ方
『患者の取り違えが重大なインシデントとして報告された』
『インシデントの改善が安全向上につながる』
「インシデント」の類語や言いかえ
・「ヒヤリハット」
「ヒヤリとすることが起きはっとしたが重大な危険に陥らなかった出来事」を意味します。
危険にならなかった危険の種を指す言葉で「インシデント」が危機につながる可能性そのものを指すのに対し、こちらは実際に危機を感じたものを指します。
まとめ
「インシデント」は事故調査やリスクマネジメントで使われる言葉です。
危機管理では重要な意味を持つ言葉なので覚えておきましょう。