「恐縮至極に存じます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「恐縮至極に存じます」とは? ビジネス用語【一語】

「恐縮至極に存じます」についての解説です。

「恐縮至極に存じます」とは?意味

上記の言葉は、恐縮至極という部分が対象となる者、ビジネスであればビジネスパートナーについて恐れを抱いており、そのうえで恐怖で縮こまっているとわざわざビジネスパートナーの前で述べている例です。

というのも、「恐悦」であれば、これは、相手の方に対してとても言葉では言い表せない幸福を指しますが、恐縮は、縮こまることなのでかなり相手にビビっている状態を意味します。

「恐縮至極に存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

上記の言葉は、ビジネスの席においては、完全に相手方を怒らせてしまっていて、言い訳として使用するのがこの言葉で、相手に対して、めっちゃビビってますということを伝えるために使用するんですが、ビジネスでそうしたことを述べたところで、相手を怒らせた事実には変わりはありませんので、この言葉の後、どのように責任を取るかを述べ、相手の怒りを静めるしかビジネスの席では生き残るすべはないでしょう。


「恐縮至極に存じます」を使った例文

・『私のような者を役員にしていただけるとは、恐縮至極に存じます』
この例は、私という人物に対して役員に取り立てたことに対し、私という人物はめっちゃビビっていますと述べている例です。

なお、ビビっていようとお仕事を任されたわけですから応じるというのが社会になりますが、社長が良い人であれば、役員を代わってもらえるかもしれません。

「恐縮至極に存じます」の返答や返信例

この言葉の返答と、返信については相手方がこちらに対してビビっていると言っていますので、何にビビっているかが返信や返答すべき内容になります。

例えば、重役になることに対してビビっている場合、重役に指名した側の回答は、「君ならできる」や、「できないならほかの人物に」という具合に別の人物に対して役割を与えるということも可能です。

まとめ

「恐縮至極に存じます」は、相手側がこちらに対して何らかの原因で恐怖しており、ビビっている状態なので原因を取り除く必要があるケースもあります。

例えば、自分には荷が重すぎる重役に指名されたことについて恐怖している場合、第3者を再度指名して、本来指名したものを外すなどで相手の恐怖を取り除くということも可能です。

なお、「恐悦至極に存じます」は、恐怖ではなく、喜びに満ちているためこの言葉も相手を怒らせてしまったのにもかかわらず、「恐縮至極に存じます」と間違って使用をしてしまうと、相手側を怒らせたことを喜ばしいと述べているため、相手はさらに激怒するでしょう。

ビジネスの席では、恐悦と恐縮の2つをきちんと使い分け、恐縮は恐怖しており相手にビビっていますという意味だ、恐悦はすごく喜んでおり相手の行為に対してハッピーであるということをきちんと覚えておきましょう。

そうしないといざ、社長さんなどを目の前にして、間違って言葉を選ぶと優しい社長さんでない限り、失笑では済まないでしょう。