この記事では「状況を視察したところ」について解説をします。
「状況を視察したところ」とは?意味
どのようになっているのか、実際にその場に行って確認したところ、という意味です。
「状況」は、そのときどきによって変わるありさまをいいます。
「視察」は、実際にその場に行って様子を確かめることです。
他人から話を聞いて様子を知ることではありません。
実際にその場に足を運び、実際のようすを確かめることをいいます。
「した」の「た」は、過去や完了の意を表します。
つまり、すでに視察はしているということです。
「ところ」は、前に述べた事柄を条件として後に言葉を続けるときに用います。
「提案したところ、受け入れられた」のような使い方をします。
「状況を視察したところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、視察をしてわかったことを報告する際に使用をします。
「ところ」の後に、わかった事柄を述べます。
たとえば、話し手の会社である試作品を作ったとします。
その試作品を実際に使ってもらっている現場に行き、どのように使われているのか、使っている人はどのような反応をしているのかなどを、実際に見て確かめました。
そして、試作品がうまく使われていることや、使っている人たちの反応はよいことがわかりました。
それを報告する際に、「状況を視察したところ、よい反応でした」のような言い方をします。
実際にその場に行って、その場の状況を確認し、それを報告するときに用いるものです。
「視察」は、その場所に行って実際に確かめることという意味です。
誰かから聞いたことを、別のある人に報告するときに用いるものではありません。
「状況を視察したところ」を使った例文
・『状況を視察したところ、順調に進んでおりました』
・『状況を視察したところ、多くの収穫が見込めそうでした』
「状況を視察したところ」の返答や返信例
この後に報告がされるはずです。
その報告内容によって、どのような言葉を返すのか変わってきます。
望ましい報告ならば、進めている物事はそのまま進めてもらうことになるでしょう。
問題点が見つかった場合は、改善していかなければなりません。
どのような状況なのかを詳しく知り、問題点をはっきりさせて、改善案を考えていきます。
実際に自分がその場に行くこともあります。
自分で確かめた方が、その場の状況がよくわかります。
まとめ
この言葉は、視察をしてわかったことを報告する際に用いるものです。
実際に自分がその場に行って、実際の様子を確認し、それを伝える際に用います。
実際に足を運んでいない場合は、「視察」とはいわない点に注意をしてください。