「大過なく過ごさせていただきました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「大過なく過ごさせていただきました」とは?
これは、大きなミスもなく過ごした場合に使用できる言葉です。
「大過」は「たいか」と読みます。
これは「大きなミス」や「大きな過ち」との意味で使用できるものです。
「過」は訓読みで「あやまち」と読む事ができます。
そして「過ち」は、「ミス」や「失敗」の意味を持っているのです。
なお、ここでは「大過なく」とすることで「大きなミスがない」との意味で使用しています。
そして「過ごさせていただきました」は「過ごさせてもらった」を敬語で言い換えたものです。
ここでは謙譲語と丁寧語を用いて、言葉を変化させているのです。
「大過なく過ごさせていただきました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが定年退職を迎えたとします。
そのため、周囲の人に挨拶することになったのです。
このような場合には、「おかげ様で、定年まで大過なく過ごさせていただきました」と述べるとよいでしょう。
これにより、大きなミスもなく過ごせた様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「過ごさせていただきました」の使い方に注意しましょう。
これは、「過ごさせてもらいました」で置き換える事が可能です。
相手にへりくだった態度を取るべきでなければ、このように言い換えて使用できるのです。
実際の状況に応じて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「大過なく過ごさせていただきました」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に少し言葉を加えると、自然な印象の表現にできるのです。
・『おかげ様で、大過なく過ごさせていただきました』
・『皆様のおかげで、大過なく過ごさせていただきました』
・『この年まで、大過なく過ごさせていただきました』
「大過なく過ごさせていただきました」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「大過なく過ごさせていただきました」の類似表現
この言葉の類似表現には、「大きなミスもなく過ごさせていただきました」があります。
「大過なく」と「大きなミスもなく」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「大過なく過ごさせていただきました」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「大過なく過ごしてまいりました」に言いかえできます。
まとめ
このように「大過なく過ごさせていただきました」は、大きなミスもなく過ごした場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。