「人生の糧」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「人生の糧」とは?
「人生の糧」は「じんせいのかて」と読みます。
これは「人生の糧にする」や「人生の糧となる」のように使用される言葉です。
「糧」は、「食べ物」を意味する言葉です。
「食糧」や「糧食」という漢字で使用されることからも、「食べ物」に関係することは想像できるはずです。
しかし、この言葉は「材料」や「活動の源泉」との意味でも使用されます。
そして、「人生の糧」として使用した場合は、こちらの意味で使用されます。
「人生の材料」とするとの意味で「糧」が使用されるのです。
「人生の糧」の使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、「人生の糧」の使い方にはどのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが大きな病気で入院したとしまし。
幸い命に別状はありませんでしたが、数か月会社を休むことになりました。
大変苦労しましたが、自分を見つめなおすよいきっかけになりました。
このような場合には、「入院生活は大変でしたが、これからの人生の糧にしたいと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、大変な経験を今度の人生に役立てたいということを、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合、食べ物の意味で使わないように注意しましょう。
「人生の糧」の「糧」は、「食べ物」には使えないのです。
あくまで比喩表現として成立している言葉ですので、間違えないように注意しましょう。
「人生の糧」を使った例文
ここでは、「人生の糧」を使用した例文を挙げていきます。
例文のように、人生の役に立つ、成長の材料になるような意味で使用すると、自然に使いこなせるはずです。
・『これからの長い人生の糧として心に刻みます』
・『この経験は、私にとって人生の糧となるでしょう』
・『このように苦労したことは、今後の人生の糧となるはずです』
「人生の糧」の類語や言いかえ
それでは、「人生の糧」を類語で言いかえるとどうなるでしょうか。
「成長の糧」
「人生の糧」は「成長の糧」が類語と言えるでしょう。
「人生」と「成長」では、意味が異なりますが、どちらも自分のために役立てる材料にする意味で、類似の表現だと言えるのです。
「人生の肥やし」
また、「人生の肥やし」も「人生の糧」の類語と言えるでしょう。
糧は人間の材料になりますが、肥やしは直物の材料になるものです。
どちらも、人生に役立てると意味では、同じように使える言葉なのです。
まとめ
このように、「人生の糧」は、苦労や経験などを今後の人生に役立てることを表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できル言葉ですので、身に付けておくとよいでしょう。