この記事では「概要をお伝えします」について解説をします。
「概要をお伝えします」とは?意味
内容をおおまかにまとめたものを知らせます、という意味です。
「概要」とは、内容をおおまかにまとめたものをいいます。
物事のだいたいのところです。
「お伝え」は「伝える」に「お」をつけて、敬意を表す言い方にしています。
「伝え」は「伝える」の連用形です。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「する」を添えた形にすると、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手に敬意を表す言い方になります。
この場合は、伝えるのは話し手で、話し手側の行為を低めて表現することで、相手に敬意を表しています。
「します」の「し」は、動作や行為を行うという意味の「する」です。
「ます」は敬意を表す語です。
「概要をお伝えします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある物事のだいたいのところを伝える際に使用をします。
「これからこういったものを伝えます」と前置きをするものです。
いきなり何かをいわれても、心の準備ができていないと、その内容を理解しにくくなってしまいます。
このように前置きをすることで、これから何が伝えられるのかを聞き手は予想でき、安心して聞くことができます。
また、あらかじめ内容を知っていると、伝えられる物事の内容を理解しやすくなります。
「概要をお伝えします」は敬意を表す言い方になっているので、このような形でも失礼にはなりません。
しかし、「します」の部分は「いたします」とした方がさらに丁寧です。
「する」の謙譲語・丁寧語が「いたす」です。
そのため、「いたします」とした方が丁寧になります。
「概要をお伝えします」を使った例文
・『来月予定をしているイベントの概要をお伝えします』
「概要をお伝えします」の返答や返信例
この後にある物事の概要が伝えられるので、その内容を読んだり聞いたりしてください。
おおよそのところがわかるはずです。
まず、だいたいのところを知って欲しいために、概要を伝えてきていると考えられます。
そのため、今の時点では詳しいことは知らなくても問題ないでしょう。
詳しいことを知っている必要があるときには、相手が詳細な内容を伝えてくるはずです。
概要を読んだり聞いたりして、わからないところがあったら質問をします。
わからないところがあっては、おおよそのことを把握できません。
まとめ
この言葉は、ある物事の内容をまとめたものを伝える際に使用をします。
これからこういったことを伝えますと、前置きをするものです。
前置きをしておくことで、相手は話を聞く態勢を整えることができ、内容を理解しやすくなります。