「念のため申し送りさせていただきます」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「念のため申し送りさせていただきます」とは?
これは、万が一に備えて必要事項を伝達する場面で使用できる言葉です。
「念のため」は、「万が一に備えて」という意味で使用できます。
ここには、「大丈夫だとは思うが」というニュアンスが含まれます。
起こる可能性は少ないけれども、起きた場合に備えるような状況を「念のため」という言葉で表現できるのです。
また、「申し送り」は「申し送る」という動詞の語尾が活用されたものです。
そして「申し送る」は、「次の人に必要事項を伝達する」との意味があります。
これを謙譲表現に言い換えて「申し送りさせていただきます」と言い表しているのです。
「念のため申し送りさせていただきます」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが業務を引継いでいたとします。
そして、万が一に備えて、細かい内容も引き継ぐことにしたのでした。
このような場合には、「この件に関しても、念のため申し送りさせていただきます」と述べるとよいでしょう。
これにより、万が一に備えて引き継ぐ様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「申し送りさせていただきます」の使い方に注意しましょう。
これは「申し送りいたします」で置き換える事が可能です。
こちらのほうが、直接的で分かりやすい印象になるのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「念のため申し送りさせていただきます」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、前段に少し言葉を加えると、自然な印象の表現にできるのです。
・『この件に関しても、念のため申し送りさせていただきます』
・『大丈夫な気もしますが、念のため申し送りさせていただきます』
・『既にご存知かと思いますが、念のため申し送りさせていただきます』
「念のため申し送りさせていただきます」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「念のため申し送りさせていただきます」の類似表現
この言葉の類似表現には、「万が一に備えて申し送りさせていただきます」があります。
「念のため」と「万が一に備えて」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「念のため申し送りさせていただきます」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「念のため申し送りいたします」に言いかえできます。
まとめ
このように「念のため申し送りさせていただきます」は、万が一に備えて必要事項を伝達する場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。