この記事では「一部資料を割愛しております」について解説をします。
「一部資料を割愛しております」とは?意味
資料全体の中のある部分を省いています、といった意味です。
「一部資料」は資料全体の中のある部分を指します。
ある部分とは、ページ1枚分かもしれないし、数行の文章かもしれないし、どの程度の量なのか定義はありません。
しかし、その量が多い場合は「大部分」といい、「一部」とはいいません。
「割愛」は、惜しいと思うけれど、思い切って捨てたり、手放したりすることです。
時間や紙面の都合によって、本当はそうしたくないのだけれど、捨てたり手放したりすることをいいます。
「ております」は「ている」の丁寧な言い方です。
「一部資料を割愛しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、資料のある部分が省略されていることを伝える際に用います。
会議の場で資料を配ったとします。
伝えたいことは多くあるのですが、それをすべて資料としてそろえると、膨大な枚数の紙になってしまいます。
そのため、ある部分だけを切り捨てた資料を配布しました。
そのことを伝える際にこのような言葉を用います。
何も説明をしないと、切り捨てられているところがあるとは、相手はわからないでしょう。
切り捨てていることを知ってもらう必要がなければ、この言葉を伝える必要はありません。
「割愛」は惜しいけれど捨てたり手放すことという意味です。
切り捨てることが惜しいような内容は、どういったことなのか気になる人もいるかもしれません。
そのため、「省略」「省く」など別の表現に変えた方がよいこともあります。
「一部資料を割愛しております」を使った例文
・『一部資料を割愛しております。ご了承ください』
「一部資料を割愛しております」の返答や返信例
会議など大勢が集まる場で伝えられている場合は、返答はしません。
この言葉に対して返答をしていると、会議の進行を妨げてしまいます。
割愛された資料の一部が気になるようならば、その場の状況にもよりますが、何を割愛しているのか尋ねてみてもよいでしょう。
割愛しても問題ないようなものが、切り捨てられていることが多いはずです。
重要なことは資料にのせなければなりません。
そのため、割愛された内容がどのようなものなのか、知る必要はないでしょう。
この後には資料の説明がされるはずなので、その話を聞いてください。
まとめ
この言葉は、資料のある部分を切り捨てていることを伝えるものです。
紙面の都合で切り捨てているという場合が多いです。
「割愛」という言葉を使うと、捨てた内容が重要なものではないかと思ってしまう人もいるので、「省略」など別の言い方も考えてみてください。