改まった言葉を使いたいシーンもあります。
「非常に敬服いたしております」の正しい使い方を見ていきましょう。
「非常に敬服いたしております」とは?
「非常に敬服いたしております」とは、心から感銘を受けた場合につかいます。
日常生活であまり見ない「敬服」とは、とても格式の高い言葉のひとつ。
尊敬の気持ちを抱きながら、従うことをあらわします。
「恭しく命令にしたがう」というニュアンスも含まれるので、上司や目上の方に対して用います。
「いたしております」は「いたします」をより丁寧にした表現で、相手を立てる時につかいます。
「非常に敬服いたしております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「非常に敬服いたしております」は心から感動する気持ちを表現したい場合につかいます。
とても改まったニュアンスがあるので、自分より目上の方の行動や態度に用います。
同期の人や後輩、部下に用いると、取って付けたような印象になるので注意しましょう。
また「敬服」はそれだけで立派な品格をあらわします。
一般的なビジネスシーンでは「非常に」を付けず「敬服いたしております」だけで通じることも多いです。
くどくなり過ぎないよう、加減に気を付けておきましょう。
「非常に敬服いたしております」を使った例文
・『心から敬服いたしております』
・『日頃のご活躍に、敬服いたしております』
・『ありがたいお心遣いに、敬服の念に堪えません』
「非常に敬服いたしております」の類語や敬語での言いかえ
「非常に敬服いたしております」の言いかえとして「敬服します」や「敬服いたします」があります。
シンプルな言い方なので、何気ないやり取りでも用いることができます。
仕事の進め方に共感した場合に使います。
「非常に敬服いたしております」の類似表現
「非常に敬服いたしております」の似た言い方として「心から敬服いたします」があります。
「心から」を用いると、よりソフトでナチュラルな言い方になります。
自然な言い方を用いたい場合におすすめです。
「非常に敬服いたしております」の敬語表現
さらに丁寧な言い方をしたいなら「敬服の念に堪えません」といいます。
「敬服の念に堪えません」とは、これ以上言い表せないくらい尊敬する気持ちをしめしています。
より厳かな言い方になるので、最上級の品位をあらわしたい時におすすめです。
「非常に敬服いたしております」の返答や返信例
このようなフレーズを投げかけられたら、ありがたく受け取ります。
「ありがとうございます」などのシンプルな返答のほか「お役に立てて何よりです」や「温かいお言葉、感謝しております」などの言い方もあります。
相手の気持ちに丁寧に応えていきましょう。
まとめ
「非常に敬服いたしております」の使い方を見てきました。
「非常に敬服いたしております」とは、尊敬する気持ちをあらわします。
目上の方に用いますが「非常に」を省くことも多いです。
ケースに合わせ、正しく用いてみてください。
