「僥倖に預かる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「僥倖に預かる」とは?
「僥倖に預かる」は、予期せぬ幸運に出会った場面で使用できる言葉です。
「僥倖」は「ぎょうこう」と読みます。
これは、「思いがけない幸せ」や「偶然に得た幸運」などの意味を持つ言葉です。
また、そのようなものを願うことを意味して「僥倖」とい幸運を得ることを、謙譲表現で表しています。
しかし、このような場合の「あずかる」は「与る」が適切です。
「預かる」にすると、「任せてもらう」や「保管する」などの意味になってしまうのです。
「僥倖に預かる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「僥倖に預かる」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある仕事を偶然受注できたとします。
顧客を訪問したところ、ちょうど相手が仕事の依頼先を探していたのでした。
このような場合には、「このような僥倖に預かるとは、思いもよりませんでした」と述べるとよいでしょう。
これにより、思いがけない幸運に出会った様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、「預かる」の使い方に注意しましょう。
これは、「あずかる」もしくは「与る」で言い換えるべきだと言えます。
ここでの「あずかる」は、恩恵を与えられることであり、「与る」が正しい漢字表記になるのです。
使用する場合は、十分に注意するとよいでしょう。
「僥倖に預かる」を使った例文
「僥倖に預かる」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えると、自然な印象の表現にできるのです。
なお、「預かる」は「与る」に置き換えて使用するとよいでしょう。
・『このような僥倖に預かるとは予想外です』
・『このような僥倖に預かるとは思いもよりませんでした』
・『このような僥倖に預かることを幸福に思っております』
「僥倖に預かる」の類語と敬語での言いかえ
「僥倖に預かる」の類語と敬語を解説していきます。
「僥倖に預かる」の類似表現
「僥倖に預かる」の類似表現には、「幸運に預かる」があります。
「僥倖」と「幸運」は、同じようなニュアンスで使用できる類似の言葉なのです。
「僥倖に預かる」の敬語表現
「僥倖に預かる」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「僥倖を授かります」に言いかえできます。
まとめ
このように「僥倖に預かる」は、予期せぬ幸運に出会った場面で使用できる言葉です。
ただし、「預かる」は「与る」に置き換えて使用するとよいでしょう。