「万難を排して」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「万難を排して」とは?
「万難を排して」は、全てのリスクを排除するような様子を表現した言葉です。
「万難」は「ばんなん」と読みます。
「万」は「よろず」とも読み、数や種類が多いことを示すために使用される言葉です。
また、「難」は「災難」などを示します。
「難しい」という言葉を使う事で、困った状態のことを表現しているのです。
さらに「排して」は、「排除して」や「除去して」などの意味を持ちます。
これらのことから、「万難を排して」とは、「全てのリスクを排除して」と同じような意味合いで使用できると分かるのです。
「万難を排して」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「万難を排して」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある仕事を任されたとします。
そのため、失敗につながるようなリスクを事前に排除しようと考えたのです。
このような場合には、「万難を排して、この仕事に挑むつもりです」と述べるとよいでしょう。
これにより、全てのリスクを排除するような様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「排して」の使い方に注意しましょう。
これは、「排しまして」のように、丁寧な言葉遣いにできます。
このように言い換えれば、相手が受け取る印象に違いが生じるのです。
使用する状況に応じて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「万難を排して」を使った例文
「万難を排して」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『万難を排して、取り組んでまいります』
・『万難を排して、この仕事に挑みたいと思います』
・『万難を排して、新規事業を立ち上げる所存でございます』
「万難を排して」の類語と敬語での言いかえ
「万難を排して」の類語と敬語を解説していきます。
「万難を排して」の類似表現
「万難を排して」の類似表現には、「万難を排除して」があります。
「排して」と「排除して」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「万難を排して」の敬語表現
「万難を排して」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「万難を排しまして」に言いかえできます。
この場合は、丁寧語を用いた敬語表現にできるのです。
このように言い換えれば、相手に丁寧な印象を与えられます。
まとめ
このように「万難を排して」は、全てのリスクを排除するような様子を表現した言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえておくとよいでしょう。