「節度ある態度」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「節度ある態度」とは?
「節度ある態度」は、適切な度合いを保った態度のことを言い表したものです。
「節度」とは、「適切な程度」を意味します。
つまり、過度にならないような状態を「節度ある」と表現できるのです。
逆に、「節度がない」とすれば、過度な様子を表します。
つまり、「節度のない態度」は、何かしらの振る舞いが過度である様子を表します。
そして、それが適切な程度に維持されている様子を「節度のある態度」という言葉で言い表せるのです。
なお、「態度」は「感情が言葉や動作に表出したもの」のような意味で用いられる言葉です。
「節度ある態度」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「節度ある態度」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、後輩がクレーマーに対処していたとします。
すると、その後輩は、終始冷静な態度で、応対を続けていたのでした。
このような場合には、「節度ある態度で対応しておりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、過度に感情を表出することなく対応していたことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「節度ある」の使い方に注意しましょう。
これは、「過度にならない」や「適度な」などの言葉で言い換える事もできます。
どれも同じような意味ですが、印象の違う表現にできるのです。
使用する状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「節度ある態度」を使った例文
「節度ある態度」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、組み合わせて使用するとよいでしょう。
・『節度ある態度で、対応しておりました』
・『節度ある態度で、発現していました』
・『節度ある態度で、口論を重ねていたそうです』
「節度ある態度」の類語と敬語での言いかえ
「節度ある態度」の類語と敬語を解説していきます。
「節度ある態度」の類似表現
「節度ある態度」の類似表現には、「過度にならない態度」があります。
「節度ある」と「過度にならない」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「節度ある態度」の敬語表現
「節度ある態度」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にするには、言葉を付け加える必要があるのです。
たとえば、「節度ある態度で対応しております」とすれば、謙譲語を使った敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「節度ある態度」は、適切な度合いを保った態度のことを言い表したものです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。