「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」についての解説です。
「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」とは?意味
上記の言葉は、社交辞令で述べると、相手方が健康でありつつ体も丈夫であるという意味で使用します。
よって、ビジネスにおいては、ビジネスパートナーの人が健康であることをうれしく思うという意味です。
ちなみに、ビジネスの社交辞令で相手の健康のことについてどうこう言うのは失礼である、という意見もあるので、ビジネスの席においては、「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」というよりは、「ますますご活躍のこととお慶び申し上げます」とするとよいでしょう。
「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」は、社交辞令で述べる場合、原則においては、相手側の人物が健康体であるとわかったうえで使用します。
なお、ビジネスにおいては、相手の健康状態がどうであるかを述べるのは失礼であると考えるケースも多いので、健康状態がどうであることを述べるのが失礼であると考えた場合、この言葉を使用しないという考え方もよいでしょう。
「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」を使った例文
・『山田様におきましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます』
この例は、ビジネスの席において、山田さんという人物については、健康体であり喜ばしいということを述べています。
この言葉は社交辞令なので相手側の人物の健康状態を見てから判断して述べるのが良いです。
「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」の返答や返信例
「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」は、どのような言葉が続くかという点で返答例が変化します。
というのも、この言葉は、ビジネスにおいてはあいさつのテンプレートになるため、この言葉の後、本題と言える何かを述べますので返答すべきは、本題についてです。
なので、本題が、日時を指定して会いましょうというような内容であれば、「わかりました」や、「その日時はちょっと」という具合にお断りする返答も可能です。
まとめ
「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」については、相手の健康状態について健康体であることが喜ばしいと述べるので、実のところ、ビジネスの席で使用してよいかはわかりかねます。
なぜなら、健康状態が悪い相手ですと失礼になりますし、健康というものはビジネスに関係するかということになるとこれはプライバシーの侵害になるのでは?となり、場合によっては失礼なことを言っているのです。
よって、ビジネスの席においては、「ますます、ご活躍」のほうがおそらく喜ばしい表現で、相手側の企業そのものが活躍しているというような表現のほうが望ましいでしょう。
また、「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます「」は、解釈次第では、企業自体の健康度、つまり、運営状態を指す言葉にも受け止められてしまうので、運営状態がどうであると述べるのも失礼ではないかと思われます。