「なんなりとお使いください」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「なんなりとお使いください」とは?
はじめに「なんなりとお使いください」の意味を解説していきます。
「なんなりと」は「なんでも、どれでも」の意味を持つ言葉です。
「なんでも」と表現するよりも、ビジネスで使用するのに適した表現であるとも言えるでしょう。
「なんなりとお使いください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「なんなりとお使いください」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの研究室に新しいメンバーが加わったとします。
新しいメンバーは、あなたよりも年上で実績豊富な人でした。
あなたは、メンバーに案内しながら伝えるとよいでしょう。
「ここにある実験器具は、なんなりとお使いください」と。
これにより、新しいメンバーが感じていた、緊張や遠慮は少しやわらぐ効果があるはずです。
「なんなりと」には、そのような効果があるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、外国の方に向けて使う場合です。
日本語を学んで習得した場合、「なんなり」は分かりにくい表現です。
このよう場合は「なんでも、どれでも」と、平易な表現を選択したほうが無難と言えるでしょう。
「なんなりとお使いください」を使った例文
ここでは「なんなりとお使いください」を使った例文を挙げていきます。
語尾を変えるだけで、与える印象を変化できます。
場面に応じて適切な敬語の程度というものが変わりますので、使い分けできるようにしておくとよいでしょう。
・『なんなりとお使いください』
・『なんなりとお使いくださいませ』
・『なんなりとお使いくださいますよう』
「なんなりとお使いください」の類語や敬語での言いかえ
それでは「なんなりとお使いください」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「なんなりとお使いください」の類似表現
まず「なんなりとお使いください」の類似表現について解説します。
「なんなりと」は「どれでも」と言い換えるができます。
表現は異なりますが、意味としては概ね同じになります。
「なんなりとお使いください」の敬語表現
つぎに「なんなりとお使いください」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「なんなりとお使いくださいませ」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「なんなりとお使いください」という表現は、相手の緊張や遠慮を緩和させるのに効果的なフレーズです。
ビジネスでは相手の警戒心を減らすのが重要ですので、積極的に活用したい言葉と言えるでしょう。