「発展に資する」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「発展に資する」とは?
「発展に資する」は、発展に役立つことを言い表した言葉です。
「資する」は「しする」と読みます。
「資」には、「もととなる材料」のような意味があります。
これを動詞のように使って「資する」とすれば、「材料になる」のような意味になります。
そして「材料になる」とは、材料になるだけの価値があることを示します。
つまり、何かの役に立つようなことを示して「資する」という言葉で表現できるのです。
ここでは「発展に資する」としていることから、「発展の役に立つ」という意味で使用しているのです。
「発展に資する」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「発展に資する」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある研究部門が、とても先進的な成果を得たとします。
その内容は、今後の会社の発展に必ず役立つものなのでした。
このような場合には、「今後の当社の発展に資する研究成果だと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、発展の役に立つだけの価値があることを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「資する」の使い方に注意しましょう。
これは「役立つ」と言い換える事もできます。
こちらのほうがシンプルで分かりやすい表現になりますが、「資する」という言葉の持つ印象よりは弱くなります。
使用する状況に応じて、適切な言葉を選択するとよいでしょう。
「発展に資する」を使った例文
「発展に資する」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然な印象の表現を作り出せるのです。
・『今後の発展に資する事ができそうです』
・『当社の発展に資する研究成果だと思います』
・『私達の努力が会社の発展に資するではありませか』
「発展に資する」の類語と敬語での言いかえ
「発展に資する」の類語と敬語を解説していきます。
「発展に資する」の類似表現
「発展に資する」の類似表現には、「発展に寄与する」があります。
「資する」と「寄与する」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「発展に資する」の敬語表現
「発展に資する」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「発展に役立ちます」に言いかえできます。
なお、この場合は、丁寧語の「ます」を使った敬語表現になるのです。
まとめ
このように「発展に資する」は、発展に役立つことを言い表した言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえておくとよいでしょう。