「いかばかりかと」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「いかばかりかと」とは?
「いかばかりかと」は、どれほどかという言葉を言い換えた言葉だと言えます。
「いかばかり」とは「いかほど」と同じ意味です。
「ばかり」は程度のことを示しており、「ほど」と同義の言葉なのです。
これは「いか程」と表記してもよいでしょう。
また、「いかばかり」や「いかほど」の「いか」は、漢字にすれば「如何ばかり」や「如何程」となります。
つまり、「何のごとき」と書いて「いか」と読んでいるのです。
これを平易な言葉にすれば「どう」などの意味になります。
これらのことから、「いかばかりかと」が「どれほどかと」と同じような意味である事が分かるのです。
「いかばかりかと」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「いかばかりかと」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、上司の家族が入院したとします。
そのため、上司を心配するような言葉をかけることにしたのです。
このような場合には、「ご心労はいかばかりかと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の心理的負担がどれほど大きいものかと推し量る様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「いかばかりかと」の使い方に注意しましょう。
これは、「どれほどかと」や「どのくらいかと」などで置き換える事ができます。
どれも同じような意味ですが、印象の違う言葉になるのです。
使用する状況に応じて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「いかばかりかと」を使った例文
「いかばかりかと」を使った例文を挙げます。
例文のように、「思う」などを続けて述べると自然な印象の表現にできるのです。
・『ご苦労はいかばかりかと思います』
・『ご心労はいかばかりかと存じます』
・『困惑はいかばかりかと推察します』
「いかばかりかと」の類語と敬語での言いかえ
「いかばかりかと」の類語と敬語を解説していきます。
「いかばかりかと」の類似表現
「いかばかりかと」の類似表現には、「どれほどかと」があります。
「いかばかり」と「どれほど」は、同じような意味合いで使用できる言葉だと言えるのです。
「いかばかりかと」の敬語表現
「いかばかりかと」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば、「思う」を意味する謙譲語を付け加えて、「いかばかりかと存じます」のようにできるのです。
まとめ
このように「いかばかりかと」は、どれほどかという言葉を言い換えた言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
