「薄氷を踏む思い」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「薄氷を踏む思い」とは?
「薄氷を踏む思い」は、今にも失敗しそうな状況で使用できる言葉です。
「薄氷」は「はくひょう」と読みます。
これは、読んで字のごとく「薄い氷」を意味しています。
つまり、薄く張った氷の上を歩くことを、「薄氷を踏む」と表現しているのです。
これは、危険な状況を示す際の比喩として使用されるものです。
薄い氷の上を歩けば、割れて池に落ちてしまいます。
そして、氷が張る寒い時期の池は、危険なほど冷たいものです。
つまりこれは、今にも割れそうなほど薄い氷を歩く危険性を比喩的に表現していると言えます。
そのように危険な状況、今にも失敗しそうな状況を、「薄氷を踏む思い」という言葉で表現できるのです。
「薄氷を踏む思い」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「薄氷を踏む思い」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが取引先と交渉していたとします。
その交渉は難航し、相手を怒らせてしまう可能性が高かったのです。
このような場合には、「先方との交渉は、まさに薄氷を踏む思いで進めてまいりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、危険な状況で進めてきた様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「思い」の使い方に注意しましょう。
これは、「思いです」や「思いでございます」のように。
丁寧語を組み合わせて使用する事も可能です。
使用する状況に応じて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「薄氷を踏む思い」を使った例文
「薄氷を踏む思い」を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を付け加えて文章を完結させると、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『薄氷を踏む思いでございます』
・『薄氷を踏む思いで進めてまいりました』
・『薄氷を踏む思いで今までやってきました』
「薄氷を踏む思い」の類語と敬語での言いかえ
「薄氷を踏む思い」の類語と敬語を解説していきます。
「薄氷を踏む思い」の類似表現
「薄氷を踏む思い」の類似表現には、「薄氷を踏む気持ち」があります。
「思い」と「気持ち」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「薄氷を踏む思い」の敬語表現
「薄氷を踏む思い」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「薄氷を踏む思いでございます」に言いかえできます。
まとめ
このように「薄氷を踏む思い」は、今にも失敗しそうな状況で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。