「本件の責任は」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「本件の責任は」とは?
「本件の責任は」は、該当している事案に関する責任を述べる場合に使用できる言葉です。
「本件」は、「この事件」や「該当する事案」のことを意味します。
これは「当件」と言い換える事もできます。
いままさに直面している事件のことを指し示して「本件」という言葉で表現できるのです。
また、「責任」は、「当然なすべきものとして果たすべきつとめ」を意味する言葉です。
「責める」と「任せる」という言葉を組み合わせることで、このような意味を持つ単語にできるのです。
このことから、「本件の責任は」と述べる事で、該当する事案に関する責任に関して、何かを述べようとした言葉であると分かるのです。
「本件の責任は」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「本件の責任は」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある事件が発生したとします。
その事件の責任は、全てあなたの会社にあるのでした。
このような場合には、「本件の責任は、全面的に当社にあります」と述べるとよいでしょう。
これにより、今まさに該当している事案について、責任の所在を述べる事ができるのです。
この言葉を使用する際には、「本件の」の使い方に注意しましょう。
これは、「当件の」や「この件の」と言いかえる事もできます。
どれも同じ事象を表現できますが、それぞれニュアンスの違う表現になるのです。
使用する状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「本件の責任は」を使った例文
「本件の責任は」を使った例文を挙げます。
例文のように、「責任は」までが主語にあたるため、前段の内容に応じた言葉を続けて述べるとよいでしょう。
・『本件の責任は、当社にあります』
・『本件の責任は、皆様にもあると思います』
・『本件の責任は、ひとえに私にあるようです』
「本件の責任は」の類語と敬語での言いかえ
「本件の責任は」の類語と敬語を解説していきます。
「本件の責任は」の類似表現
「本件の責任は」の類似表現には、「当件の責任は」があります。
「本件」と「当件」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「本件の責任は」の敬語表現
「本件の責任は」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「本件の責任につきましては」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「本件の責任は」は、該当している事案に関する責任を述べる場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。