「多面的に」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「多面的に」とは?
「多面的に」は、色々な方向から何かをする場合に使用できる言葉です。
物事には、様々な「面」があります。
これは、ある面から考えれば正しいけれど、ある面から見れば誤っているのように、考え方や観点を表現する言葉です。
つまり、一つの側面だけでは推し量れないような状況を「多面的」と表現できるのです。
なお、ここでは「多面的に」としているため、言葉を組み合わせて使用することが想定されます。
たとえば、「多面的に考えましょう」や「多面的にとらえるべきです」のように使用する事で、様々な側面から物事をとらえる様子を、言い表す事ができるのです。
「多面的に」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「多面的に」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、社内で新商品を企画していたとします。
するとその商品は、あるユーザーの観点だけをターゲットに考えられていたのでした。
このような場合には、「もう少し多面的に考えたほうがよいと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、複数の側面から物事を考える様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「多面的に」の使い方に注意しましょう。
これは、組み合わせる言葉が重要になります。
「多面的に考える」や「多面的にとらえる」など、自然な印象で使用できる言葉を選択する必要があるのです。
使用する状況に合わせて、適切な言葉を組み合わせるとよいでしょう。
「多面的に」を使った例文
「多面的に」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えていくことで、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『できるだけ多面的にとらえることにします』
・『より一層多面的に把握したほうがよいでしょう』
・『もう少し多面的に考えないと失敗します』
「多面的に」の類語と敬語での言いかえ
それでは「多面的に」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「多面的に」の類似表現
「多面的に」の類似表現には、「多角的に」があります。
「多面的」と「多角的」は、同じような意味合いで使用できる言葉だと言えるのです。
「多面的に」の敬語表現
「多面的に」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合は、言葉を組み合わせて実現する必要があるのです。
たとえば、「多面的に考えております」とすれば、謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「多面的に」は、色々な方向から何かをする場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。