この記事では「つぶさに見てまいりました」について解説をします。
「つぶさに見てまいりました」とは?意味
細かな点まで見てきました、ことごとく見てきましたといった意味です。
「つぶさに」には、細部にわたって詳しいさま、すべてのこらずという意味があります。
漢字では「具に」「備に」「悉に」と書きます。
「具に」「備に」を「つぶさに」と読むのは、音訓表にはのっていません。
「悉」は常用漢字ではないです。
そのため、ひらがなで書くことが少なくありません。
「見て」は、物事の存在をとらえるという意味です。
「まいり」は「まいる」のことで、「行く」の謙譲語、丁寧語です。
「行く」には、物事をするという意味があります。
「ました」は、敬意を表す語の「ます」と、過去や完了の意を表す語の「た」をつなげています。
「つぶさに見てまいりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あるものを細かな点まで詳しく見てきたり、すべてを見てきたときに使用をします。
「た」は過去や完了の意を表す語なので、過去から現在に至るまで見てきたという意味です。
プロジェクトの進行についてで説明をします。
このプロジェクトは、若手社員たちに任せています。
若手社員が中心となって物事を決め、自分たちで決めたことを自分たちで実行していきます。
しかし、経験が浅いものたちの集まりなので、上の立場の者としては心配なところがあります。
そこで、ある人がプロジェクトのメンバーたちのことを、ずっと見続けることにしました。
ことごとく見てきたのです。
そのことを表す際にこの言葉を用います。
ときどき軽く見るといったことではなく、細かな点まで見たり、ことごとく見たりしてきた場合に用いるものです。
「つぶさに見てまいりました」を使った例文
・『○○のことをつぶさに見てまいりました』
「つぶさに見てまいりました」の返答や返信例
報告の形で伝えられることがあります。
その場合は、まずは報告の内容を聞きましょう。
そして、その内容について考えて返答をします。
見てきた内容が好ましいもので、好ましい報告を受けたならば、問題はないでしょう。
好ましくない報告であったならば、何かしら対応をする必要がありそうです。
何に問題があるのかをはっきりさせ、どういった対応をしたらよいのか考えていきましょう。
そして、適切な対応をとります。
まとめ
この言葉は、ある物事を細かく詳しく見てきたり、ことごとく見てきたりしたときに使用をします。
見てきたことの報告の際に使うことが多くあります。
自分がずっと見てきたことならば、他人にその事柄を詳しく伝えられることでしょう。